Design Hotel Guide デザインホテルガイド Vol.1

THE LINE HOTEL

世界のデザインホテルを独自の視点によるリサーチとエッセイ:THE LINE HOTEL(ザ ライン ホテル)/撮影の仕事で滞在

6.4, 2018

founder of artless Inc. / branding director / art director / curator :川上 シュン
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ロサンゼルスのコリアタウン地区にオープンした THE LINE HOTEL ザ ライン ホテル。

 

オープン当初は「なんで?コリアンタウン??」という場所だったとLA在住の友人フォトグラファーが話していたくらい微妙な地区にできたらしい。確かに行ってみると周りには感度の高いお店があるわけではない。治安もいい感じはしない。けれども、ホテルには感度高めのクリエーター系の人々が日々、そして週末に集まっているように感じる。宿泊ゲストは若めで感度高め。

ザ・ラインの誕生に携わった仕掛人たちは「NoMad Hotel」「Ace Hotel New York」などの開発者、なので、ソーシャルデザインはさすが。
コリアンタウンという??な場所にオープンさせ、コリアンとアメリカを融合するホテルコンセプト。
毎週末はイベントがあり、写真のようにご機嫌な若者が集まる(これ土曜日の朝です)

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プールの横にあるレストラン Commissary カミサリー 、 LAで韓国焼き肉とタコスをMIXしたフードトラック( Kogi Trucks )を成功させ、一躍時の人となった韓国人シェフ、Roy Choi ロイ・チョイ が手がけたレストラン。オーガニックな野菜を中心に、モダンなコリアンアメリカン・フード。オーガニックでヘルシーなのにジャンクな見栄えと味の面白いレストラン。

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客室は、かなり大胆なインテリアデザイン。スケルトンにした空間をそのままに、センス良く配線や汚れを残し、絶妙なバランスでラフでクールな空間をつくりあげている。
スケルトンラフ系のデザインホテルは、残念が多いんですが、ここは節妙で素晴らしいバランス感覚。家具やインテリアも、ラフでありながらもLAなミックスカルチャーを感じるスタイリング。

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グラフィックやアメニティも、すべてオリジナルデザインで細かく多くのものがデザインされている。この辺りがデザインホテルを楽しむ醍醐味かなと思います。

 

通常のホテルでは、アメニティはどこかで見たようなものばかり。ロゴを変えただけのもの。デザイナーとしては、退屈です。このLineでは、ノートやボトル、メモパッド、ゴムバンド、ブックバインダーなど、ホテル業界的な既製品ではなく、DIY的ではありながらもオリジナルなアイデアでデザインされて個性をこだわりを感じさせてくれる。モノトーン、ミニマル、Bold で全て統一されブランドコミュニケーションもオーガナイズされている。コリアンとアメリカンの融合を嫌味なく感じさせてくれるエッセンス。

 

アートデイレクターとして、学びの多いデザインリサーチなステイでした。現時点において、LAでもっともおすすめのデザインホテルです。(周辺には何もありませんので、ホテルでのデザインや体験を楽しんでください)

 



▽Design Hotel Guide デザインホテルガイド

vol.1

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Profile

  • 川上 シュンfounder of artless Inc. / branding director / art director / curator

    独学でデザインおよびアートを学び、2001年、ブランディングエージェンシー artless Inc. を設立。ブランディングやデザインコンサルティングを中心に、ロゴやV.I.構築、グラフィック、サイネージ、ウェブ、そして、建築、インテリア、アートキュレーションに至る、包括的なアートディレクションを行う。東京と京都を拠点にグローバルな活動を行なっている。