座ってよし、飾ってよし!小さなマルチプレイヤー・ミルクスツールをDIY!

今回は、小ぶりなサイズ感が可愛らしいミルクスツールを作ります。実際に座ってもよし、ミニテーブルにしてもよし、棚として使ってもよし、とコンパクトだからこそ使い勝手抜群なアイテム。シンプルな構造なので、アレンジも自由自在です。

7.4, 2019

ライフスタイルメディア:DIYer(s)
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家中どこにでも使えるミルクスツールを手軽にDIY!

ミルクスツールとは、その名の通り、酪農家が乳搾りをする際に腰掛ける椅子のこと。低姿勢での作業がしやすいように座面が低く設定され、効率よく次の乳牛へと移動しやすいように取っ手が付いているのが特徴です。アンティークショップで販売されているのを見かけると、意外と高価!実際に使用された経年変化の味わい深さは唯一無二ですが、構造自体は至ってシンプルなので自作してみましょう。子供用の椅子や靴を履く時の腰掛けとして、ロースタイルキャンプのアウトドアチェアなど、スツール本来の使い方はもちろんのこと、コーヒーテーブルやグリーンを飾る棚などに使ってもお洒落。アイデア次第で汎用性が広がるアイテムです。

作るもの

2種類の木材だけを使ったミルクスツールを製作。塗料で雰囲気を高めて、脚はラバーで加工します。パーツとなる座面や脚のデザインをアレンジしやすいので、インテリアの雰囲気と合わせてみたり、個性を演出してみたりとクリエイティブを楽しんでみましょう!

材料

2×10材 1枚

丸棒 Φ30×910mm

ボンド

ウレタン塗料

ディッピング塗料

STEP.01 座面の制作

まずは座面から加工していきます。今回は2×10材を使用しましたが、厚さ38mm以上なら他の板でも強度は安心です。好みの木材を使ってみましょう。ミルクスツールの特徴のひとつである取っ手は、フリーハンドで描きました。

座面を下書きしたらジグソーでカット。フリーハンドで描いているので神経質にならず、ざっくりと切って、少しの歪みがあってもハンドメイドの味として楽しみましょう。

このようにカッティングボードのような可愛らしい座面が完成しました。ミルクスツールの印象を左右するパーツなので、丸や四角などシルエットを自由に切り出して個性を出してみましょう。

次に座面をトリマーで面取り。この工程をおこなうことで、仕上がりのクオリティがグッと上がります。トリマーがなければ、カンナやヤスリで角を取って、丸く仕上げましょう。

トリマーによって角が取れていく様子がこちら。フリーハンドで描いた左右非対称の座面でも、均一に面取りが施されていることによって完成度が高くなります。

表面を磨いて滑らかに。サンダーを使えばあっという間に完成しますが、持っていないなら紙やすりを使い、腱鞘炎上等!な気持ちで手作業で頑張りましょう!

このように仕上げました。曲線が木の温もりとマッチして、柔らかい印象を与えてくれます。

STEP.02 座面に脚用の穴を開ける

次は、座面に脚を取り付ける工程。ミルクスツールは三本脚ですので角度が重要です。安定性を確保するために、ここからの工程は慎重に行いましょう。

座面の中央をマークし、そこから60度で線を引きます。穴を開ける位置は、端っこすぎると座面が割れてしまうので、端から90mmに設定しました。

ここで秘密兵器、ドリルスタンドの登場です!電動ドライバーやインパクトドライバーを装着することで、穴あけの角度を調節できる補助具。DIYのクオリティを高めるためには必須のアイテムです。

角度を30度に設定して、いざ穴あけ。座面が割れないようにゆっくりとインパクトドライバーを回しましょう。ビットは脚の太さと合わせて、30mmのものを使用しています。脚の幅を狭めたいなら、15度に設定しましょう。

3箇所の穴あけが完了。座面の割れやバリを防ぎたいなら、当て木をするとキレイに仕上がります。

ついでに、取っ手部分の飾り穴も開けておきます。最後に、この穴に紐を通してちょっとした洒落感を演出します。

STEP.03 脚を作る

脚の太さと同じサイズで座面に穴を開けたので、差し込めるように脚を少し削って細くします。カンナを使用していますが、カッターでもヤスリでも問題ありません。1mmほど削っておきましょう。

脚を差し込む前に固定するためボンドを塗っておきます。ちなみにボンドを塗っているのは料理用のヘラ。樹脂製なのでボンドが乾くとパリパリっと剥がれて後処理が楽なのでおすすめです。

900mmの丸棒を3分割して脚に使います。ゴムハンマーで優しく叩いて差し込んでいきましょう。強く叩き込んだり、脚がしっかりと削れていなかったりすると、座面が割れてしまいますので要注意!

丸棒の飛び出した部分はノコギリでカット。その後、サンダーを掛けて表面をキレイに整えます。これで、ほぼ完成!

STEP.04 塗装で仕上げ

無垢のままでも木材本来の表情を楽しめますが、塗料を塗ってプロダクトのクオリティを高めつつ、オリジナリティを演出。脚の先端に使ったのは、ディッピング塗料の「プラスティディップ」。

ディッピング塗料「プラスティディップ」は、ドロドロとした液体のゴム樹脂に材料を浸して乾燥させると、弾力性のある合成ゴム膜を張ってくれる塗料です。木製品の他に、金属やプラスチックなどにも使えるので、持っているとDIYの幅が広がりそう。晴れた夏の日であれば、約2時間で乾燥します。

仕上げに、ウレタン塗料を座面に塗ってツヤを出します。見た目がよくなるだけではなく、樹脂が配合されているので、塗膜によって防傷・防汚効果に期待できます。

くっきりと木目が浮かび、落ち着いた高級感を醸し出しています。ウレタン塗装ではなく、ワックスやオイルを塗って、アンティークライクに仕上げるのもいいですし、ペンキで部屋のカラーと合わせてみるのもいいですね。

これで完成!高さ30cmほどの小ぶりな椅子、ミルクスツールが出来上がりました。脚にディッピング塗料を施しているので、床への傷の心配もありません。

低い座面なので、日常的に座る椅子とは違った使い方ができるのがミルクスツールの魅力。パーツは座面と脚だけなので、座面の形で遊びを効かせてみたり、脚のデザインにこだわってみたり、と自由な感性を反映することができます。難しい作業もないので、子供と一緒に作れば製作過程を学べて、実際に使い時の嬉しさを体感することができそうです。インテリアの一角にミルクスツールを配置して、おしゃれな空間演出に活かしてみましょう。

監修 RECLAIMED WORKS 岩西 剛

 


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