ジャパニーズ・ソウル #003

時空を超えて愛される、ジャジーなメロウヴァイヴス!

古今東西、日本に存在するさまざまな"日本人の、日本人による、日本人のための"ソウル・ミュージックを、新旧問わず、オシャレかつアカデミックにご紹介。今週はコチラ!

4.25, 2018

BonVoyage:カネコ ヒデシ
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アーティスト:Small Circle of Friends
タイトル:波よせて -waver
レーベル:scof75
発売年:2018年4月16日
価格:¥1,700(税込)

 

ムトウサツキとアズマリキによるふたり音楽ユニット、スモサことSmall Circle of Friendsのジャジーでメロウな大名曲『波よせて -waver』。

 

クラムボンもカヴァーしたコトでもおなじみのこのナンバーが、ナーント!21年という時を超え、シングルエディットバージョンとして奇跡の7インチレコード化をはたした!!

 

 

97年に、当時U.F.O.(United Future Organization)のメンバーだった松浦俊夫プロデュースでリリースされたセカンドアルバム『PLATFORM 5』に収録。

 

くしくも、『PLATFORM 5』のリリース日が1997年の4月16日、で、本7インチのリリース日が2018年4月16日と、なんとも21年ピッタシカンカンをキメつけたおふたり!

 

 

当初は、本人たちのなかではとくにオシ曲ではなかった、、、らしい。

 

それが90年代後半の渋谷のクラブ界隈、とくに小バコカルチャー内で耳のコエたDJたちによってヘビロテ(ヘビーローテ—ション)されつづけ、リリースから21年経ったいまもなお、愛されつづけているトラックへと成長したのだ。

 

ちょうど、生まれたての台風がさまざまなオヒレ?やハヒレ?を巻き込みながら成長し、気がつくと雪だるま式に巨大な台風になっている、そんなサマといえよう。

 

個人的にも97年のリリース時にゲッツ!してから、いまのいまもDJや選曲などでたいへんお世話になっている、ワタクシにとってのスタンダードナムバーだ。

 

 

ちなみに、リリースした当時のクラブジャズシーンの背景としては、こういうジャジー感あふれるメロウなヒップホップサウンドというか、ジャズラップというか、ソレそのもののコトバ自体がまだトーキョーにない時代。

 

まさに、あたらしいジャズのカルチャーをカレらが切り開いたといっても過言ではないだろう。

 

 

トラックの途中にある「海のむこうにナニがある?」、「それじゃあ、そろそろ行ってくるよ!」というセリフ。

 

「たぶん、そうだろう」とはおもいながらも、とくにクレジットもなかったので、なんとなくムネのつっかえみたいなモノがあったのだが、リリースイベントでのおふたりのトークで、ついに判明!

 

コレは、やはり松浦俊夫氏の声だそうだ。

 

も〜、21年もの間、歯のスキマにハサまったままのメンマがサクッととれたぜ!そんなスッキリ感しかない。

 

 

A面はエディットバージョン、B面にはあるようでなかったインストが収録。

 

トラックそのものがうつくしいサウンドなので、インストでのDJつかいもぜんぜんアリかと。

 

 

「聴いたコトがないよ!」なんていうアナタは、すぐググレ!そして買え!!

 

 

リリースは自主なので、カレらのオフィシャルサイト、もしくはライブ会場のみでの販売となっている。

 

あたり前田のコトだが、超限定!

 

 

しかし、中古品でムダで鬼のようなプレミア価格がついているモノではないので、ぜひともいま、ナウ手に入れてほしい、いや手にいれるべきいちまいなのでアール。

 


 

[情報]
“Small Circle of Friends”オフィシャルサイト

Profile

  • カネコ ヒデシBonVoyage

    編集プロダクション"BonVoyage"主宰、社会派カルチャーなWEBマガジン『TYO magazine/トーキョーマガジン』発行人、ニッポンのちょっといい音楽を紹介するプロジェクト『Japanese Soul』主宰。 WEB、紙、空間など、さまざまなメディアを使用して時代を編集する。 毎月第三金曜日に渋谷「NIGHTFLY」にて、DJイベント『Japanese Soulナイト』を開催中! ・TYO magazine/トーキョーマガジン:http://tyo-m.jp/ ・Japanese Soul:http://japanesesoul.jp/