ジャパニーズ・ソウル #004

ナツだ!ゴールデンウィークだ!!タツローだ〜!!!

古今東西、日本に存在するさまざまな"日本人の、日本人による、日本人のための"ソウル・ミュージックを、新旧問わず、オシャレかつアカデミックにご紹介。
今週はコチラ!

5.2, 2018

BonVoyage:カネコ ヒデシ
  • music
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アーティスト:山下達郎
タイトル:Ride On Time
レーベル:Air Records
発売年:1980年
価格:時価

タツローさんこと山下達郎の説明不要の大名曲、「Ride On Time」。

 

今回は、80年にリリースされた同名の5thアルバムから、先行でリリースされた7インチ盤をご紹介。

 

 

“ナツが来れば思い出す〜♩”のは、青い空と白い雲、そして「Ride On Time」。

 

当時、オリコンチャートのベスト10入りをはたし、ライブ中のトークでも「この曲がなければ、いまの自分はいなかった!」と言っているくらい、まちがいなく本人的にも思い入れのつよい曲だ。

 

 

「Ride On Time」と言えば、『Maxell』のカセットテープのTVCMに使用され、ベビロー&一大グルーヴを生んでいたので、カセットテープ世代にはおなじみ。

 

ヒザ下くらいまで海に浸かったタツローさんが、燃えるような夕陽にむかって指の銃を撃つシグサ、、、あのCMのカッコよさにヤラれちまってタツローファンになったヒトもおおかろう。

 

ちなみに、コチラの7インチ盤は、アルバムとは別のシングル・ヴァージョンとなっており、アルバムに収録されているヴァージョンとはちと異なるのはご存知だろうか。

 

このシングル・ヴァージョンでは、タツローさんのヴォーカルのハンパなさすぎなエコーぐあいといい、吉田美奈子のつよすぎなコーラスぐあいといい、土岐英史のカラみつくようなアルトサックスのブロウぐあいといい、、、もー、とにかく最&高!

 

個人的には、断然コチラの方が好み。

 

 

そしてB面には、国産アーバンメロウグルーヴの金字塔「RAINY WALK」をカップリング。

 

79年リリースの4thアルバム『MOONGLOW』からのシングル・カットで、作詞に吉田美奈子、作曲に山下達郎という、シティポップスサウンドの最強タッグ!

 

この曲は、当時タツローさんがプロデュースをしていたアン・ルイスのために書いたらしいのだが、あまりにも気にいっていたらしく、ゆずり受けて自ら歌ったという逸話も。

 

“タツローといえば雨”というくらい、じつは雨の曲がおおいタツローさんだが、そのなかでもこの曲はワタクシ的には秀逸アーバン!

 

 

ジャケットの「Ride On Time」のロゴも、さまざまなデザインでパクられたり、ムダにオマージュされたりしているので、「見たコトがある!」というぼんやりなヒトはかなりおおいのでは。

 

それにしても、ドチラの曲もリリースから40年ちかく経っているというのに、まったく古くささを感じない、、、いや、むしろあたらしさしか感じない。

 

さらに、7インチだとだいたい収録されているドチラかの曲を気にいって、ドチラかがステ曲みたいな感じになってしまうコトは、DJ的にイタシカタガナイのだが、この7インチに関していえばドチラの曲も最重要サウンドとキテいる。

 

 

いろんな意味で、まさにエポックメイキング的ないちまいと言っても過言ではない。

 

結局南極、“いい音しか残れない”のでアール。


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Profile

  • カネコ ヒデシBonVoyage

    編集プロダクション"BonVoyage"主宰、社会派カルチャーなWEBマガジン『TYO magazine/トーキョーマガジン』発行人、ニッポンのちょっといい音楽を紹介するプロジェクト『Japanese Soul』主宰。
    WEB、紙、空間など、さまざまなメディアを使用して時代を編集する。
    毎月第三金曜日に渋谷「NIGHTFLY」にて、DJイベント『Japanese Soulナイト』を開催中!
    ・TYO magazine/トーキョーマガジン:http://tyo-m.jp/
    ・Japanese Soul:http://japanesesoul.jp/