ジャパニーズ・ソウル #005

ココロもカラダも疲れたアナタに贈る“おいしいうた”

古今東西、日本に存在するさまざまな“日本人の、日本人による、日本人のための”ソウル・ミュージックを、新旧問わず、オシャレかつアカデミックにご紹介。今週はコチラ!

5.9, 2018

BonVoyage:カネコ ヒデシ
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アーティスト:福原希己江
タイトル:おいしいうた
レーベル:TOWNTONE
発売年:2011年
価格:2,000円(税抜)

 

 

コチラは、シンガーソングライター福原希己江(ふくはら・きみえ)の、2011年にリリースされたデビューアルバム。

 

おそらく、アーティスト名を聞いても「ん!?ダレですかい??」というヒトの方がおおいかもしれないが、TVドラマ版の『深夜食堂』(原作:安倍夜郎)が好きだったヒトにはまちがいなくおなじみの彼女。

 

ドラマ内で“ふと”ながれる、彼女のあまりにもうつくしすぎる歌声の挿入歌がココロに浸透したヒトはおおいハズ。

 

ナニを隠そうワタクシもそのひとりである(笑)。

 

彼女の歌声を聴いて、、いや歌声が効いて、おもわずヒトメボレ、、、いやいやヒトギキボレだ。

 

 

“からあげ”や“あさりの酒蒸し”、“肉じゃが”、“青椒肉絲(チンジャオロース)”などなど、ドラマ内で出てくるかずかずのおいしそうな深夜メシ。本アルバムには、そのつくり方を彼女が歌にして番組の最後に歌ったモノ+そのほかの挿入歌などのオリジナル曲が収録。

 

 

おススメは、ナント言っても「できること」。

セツナイお話のアノ回(第11話)の、ふっとした瞬間にながれたセツナフォーク。歌があまりにもセツナくなりすぎて、おもわずナミダがポロリ。ポロリといえば『オンナだらけの水着大会』のヤラセ感がおキマリだが、コチラは完全に歌を聴いて効いちゃった、、、まさに歌にヤラレタ感。

 

 

そして、オイシいからあげのつくり方をうたった「からあげ」。
ただただつくり方をうたっているだけなのに、コレがまたナゼかウマそうなんだな〜。
彼女の歌を聴いているだけでアゲたてからあげのウマそうなグッドスメルがただよってくるようで、滝のごとくヨダレが放出する。
まさに“パブロフのイヌ”的な存在になれるパブロフサウンド。

 

 

さらに、マターリ、ユターリとしたグッドメロウ、「のろのらのらねこ」。

のらねこのごとくその日ぐらし的な他力本願ライフにアコがれるヒト、もしくは、実際に他力本願スタイルで人生をさまよっているワレワレのようなのらねこ族には、まちがいなくググッと惹きよせられてしまう歌詞とメロディ。

 

 

ぶっちゃけこのアルバム、まるまるいちまいナミダ無しでは聴けないアルヨ。

 

彼女の透きとおった歌声と、いろんな意味でアシッドなフォークサウンドが、おでんのナベ底大根のごとくココロに沁みる、シミったれヴァイヴス。

 

とにかく、彼女の歌声が好きなんだな、個人的に。

 

 

2018年のGWもあっさり仕事でおわってしまった連休明けの今週。

疲れたココロとカラダに入れたい、サウダージでレイドバック、そしてセツナすぎる栄養素。

 

まさに、コバラもココロも満たしてくれる、“具沢山のおいしいうた”なのでアール。



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Profile

  • カネコ ヒデシBonVoyage

    編集プロダクション"BonVoyage"主宰、社会派カルチャーなWEBマガジン『TYO magazine/トーキョーマガジン』発行人、ニッポンのちょっといい音楽を紹介するプロジェクト『Japanese Soul』主宰。
    WEB、紙、空間など、さまざまなメディアを使用して時代を編集する。
    毎月第三金曜日に渋谷「NIGHTFLY」にて、DJイベント『Japanese Soulナイト』を開催中!
    ・TYO magazine/トーキョーマガジン:http://tyo-m.jp/
    ・Japanese Soul:http://japanesesoul.jp/