ジャパニーズ・ソウル #006

ココロもカラダもフルわす、珠玉のまむしヴァイヴス!

古今東西、日本に存在するさまざまな"日本人の、日本人による、日本人のための"ソウル・ミュージックを、新旧問わず、オシャレかつアカデミックにご紹介。今週はコチラ!

5.17, 2018

BonVoyage:カネコ ヒデシ
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アーティスト:T字路s

タイトル:T字路s
レーベル:VIVID SOUND

発売年:2017年
価格:2,700円(税抜)

 

 

 

 

今回は、タエちゃん(伊東妙子)と篠田さん(篠田智仁)のふたりによるブルースバンド”T字路s”による、2017年にリリースしたファーストオリジナルフルアルバムをご紹介。

 

2010年の結成から7年経って、ついてファーストのコイツを、まさに”ドロップ”したカレら。

 

 

ちなみに、はじめてタエちゃんの歌声を聴いたときは、わりと年輩の和田アキ子ばりゴスペル系女性か、もんたよしのりを意識したドレッドヘアーのキャシャなオトコか、はたまた単純にスナックのママが朝方にカラオケしちゃった系?なのかとおもっていたのだが、まさかこんな” P-ファンクサザエさんみたいな女性だったとは!?”と、おどろいたコトをおもいだす。

 

彼女のあのドスのキイタというかキキすぎなしゃがれヴォイスに、基本の演奏はエレクトリックギターとベースのみというシンプルさ、、、ドスーンと五寸クギ的なナニかがハートに突き刺さった衝撃はとにかくおおきかった。

 

まさにシンプル・イズ・ザ・ベスト!

 

 

そんなカレらだが、ココ2〜3年でツアーライブもソールドアウトをキメこむなど、メキメキとパワーアップ&あやしいオジさんファンも右肩上がりで急増中!

 

もちろん、ワタクシもそのひとり。

 

 

 

おススメは、映画『下衆の愛』の主題歌としてもおなじみ、「はきだめの愛」。

タエちゃんのシャガレまむしヴォーカルに、ブルージーなサウンド、そしてココロにグサっとささる歌詞が、とにかくシビレる!

 

 

そして、「交差点」。

メロウなスカ感と、ベベベンと浪曲のバンジョー感あふれる低音ベース、からの途中のビートルズ的なアレ?がなんとも体毛から皮膚へとビリビリ響き、手足のシビレを感じてしまう。

コレぞ”まむしヴァイヴス”の真骨頂!

 

 

さらに、裏打ちがきもちいい「月明かりの夜」。

歌詞的にはサビしい歌なんだけれど、これだけシャガレヴォイスで陽気に歌われると、なんだか応援ソングに聴こえてくるのはワタクシだけか。

いや、やっぱりココロがジュン!とキチャウ、ベリーシビレグルーヴ!

 

 

 

というコトで、まむし的要素がつまりにつまった渾身の12曲。

 

 

まだ、カレらのライブをみたコトがないヒトは、ぜひともタエちゃんのムダなひとり芝居がオモシロすぎるショッピングコーナーを体感すベシ。

 

ライブよりもショッピングコーナーだ!

 

 

タエちゃんの女性版チャック・ベリー的というか、ハイクオリティかついい意味で古くさいギターサウンドに、篠田さんのレゲエ&スカ感あふれるCOOL WISE MAN的野太いベースサウンド。

 

トにもカクにも、そんなサウンドがまむしの毒のごとく、気がつくとココロもカラダもじんじんとシビレさせる、まさに”まむしヴァイヴス”なのでアール。



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Profile

  • カネコ ヒデシBonVoyage

    編集プロダクション"BonVoyage"主宰、社会派カルチャーなWEBマガジン『TYO magazine/トーキョーマガジン』発行人、ニッポンのちょっといい音楽を紹介するプロジェクト『Japanese Soul』主宰。
    WEB、紙、空間など、さまざまなメディアを使用して時代を編集する。
    毎月第三金曜日に渋谷「NIGHTFLY」にて、DJイベント『Japanese Soulナイト』を開催中!
    ・TYO magazine/トーキョーマガジン:http://tyo-m.jp/
    ・Japanese Soul:http://japanesesoul.jp/