ジャパニーズ・ソウル #009

トーキョー発!世界をユルがすアーバンジャズグルーヴ

古今東西、日本に存在するさまざまな"日本人の、日本人による、日本人のための"ソウル・ミュージックを、新旧問わず、オシャレかつアカデミックにご紹介。
今週はコチラ!

6.7, 2018

BonVoyage:カネコ ヒデシ
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アーティスト:SOIL&”PIMP”SESSIONS

タイトル:DAPPER

レーベル:ビクターエンタテインメント

発売年:2018年5月9日

価格(初回盤/通常盤):¥3,600(税抜)/¥2,900(税抜)

 

 

 

 

 

トーキョー発、世界のジャズシーンをユルがす存在となっている、グッドヴァイヴスなジャズバンド、”SOIL&”PIMP”SESSIONS”(以下、ソイル)。

 

 

2016年にサックスの”元晴”氏が脱退し、その後、バンドは充電期間に。

しかし、メンバーが5人の新体制となってやっとこさ再始動。

今回、2年ぶりとなるアルバムのリリースをはたしたカレら。

 

 

今作では、三浦大知やRADWIMPSの野田洋次郎をはじめ、yahyelのShun Ikegai、EGO-WRAPPIN’など、さまざまなヴォーカリストをフィーチャー。

 

サウンド的にも、ジャズ、、、というよりは、ジャズをベースとしてよりポップスにちかづけた、、、のかな。

 

いままでのインスト?ジャズなイメージを一新したかったのカシラ。。。

もしそうなのであれば、そのもくろみどおりとなったとおもう。

 

いうなれば、それだけこのバンドが成長&成熟したというコトなのだろう。

 

 

個人的に超おススメは、90年代のアシッドジャズ感満載でフロアーユースな「ユメマカセ」。

 

ドラマ『ハロー張りネズミ』の主題歌としてもおなじみの本ナムバーは、ヴォーカルに”RADWIMPS”の”野田洋次郎”をフィーチャー。

 

カレのラップ?というか、韻をふんだヒップでホップなグッドボーカルが、センスよすぎてカッコよすぎ。

 

都会の夜が似合いすぎる、アーバンブギーなジャズヒップホップなのだ。

 

 

そして、正統派ジャズというか、70年代ジャズの匂いがプンプンする、マンボジャズ的な「Pride fish Ball」。

 

ズンドコはしるドラムに流れるような軽快なピアノ、そしてカラみつくようなトランペット。

まさに”This is JAZZ!”。

 

しかし、前半のあふれんばかりのたまらんマンボ感から一転。中盤からは、ナーント!エレクトロなディープジャズへと変化をとげる。

「ただのジャズでは終わらせんバイ!」的な(急な九州弁はナンのカンケーもないが)、カレららしいサウンドデザインといえるだろう。

 

 

ちなみに、ドカーンと脳にダイレクトにディープすぎるインパクトをあたえるのが、このお色気ジャケットデザイン。

 

”ジャズとお色気は一心同体”とのコトバがあるくらい(ナイよ!)、このハレンチで、エロティックで、グッドヴァイヴスな組み合わせは、古今東西のジャズカルチャーにおける、一子相伝的な?いや伝統芸能的な?モノと言っても過言ではないのでは。

 

やはりジャズとは、いい意味で成熟したオトナのカルチャーというコト。

 

 

そんなワケで、あたらしいカレらの、あたらしいサウンド。

 

コレが、トーキョー最先端のアーバンジャズグルーヴなのでアール。


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Profile

  • カネコ ヒデシBonVoyage

    編集プロダクション"BonVoyage"主宰、社会派カルチャーなWEBマガジン『TYO magazine/トーキョーマガジン』発行人、ニッポンのちょっといい音楽を紹介するプロジェクト『Japanese Soul』主宰。
    WEB、紙、空間など、さまざまなメディアを使用して時代を編集する。
    毎月第三金曜日に渋谷「NIGHTFLY」にて、DJイベント『Japanese Soulナイト』を開催中!
    ・TYO magazine/トーキョーマガジン:http://tyo-m.jp/
    ・Japanese Soul:http://japanesesoul.jp/