ジャパニーズ・ソウル #012

炸裂するグルーヴに腰からヤラれるメロウマッドネス!

古今東西、日本に存在するさまざまな"日本人の、日本人による、日本人のための"ソウル・ミュージックを、新旧問わず、オシャレかつアカデミックにご紹介。今週はコチラ!

6.27, 2018

BonVoyage:カネコ ヒデシ
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アーティスト:mitsume
タイトル:A Long Day(12”)
レーベル:Mitsume
発売年:2016年
価格:¥3,000

2000年代のAORなシティポップスバンドのなかで、ココ数年、個人的にピカイチ輝いていると感じているのが、このmitsume(ミツメ)だ。

 

mitsumeは、川辺素(Vo,Gt)、大竹雅生(Gt,Syn)、須田洋次郎(Dr)、nakayaan(Ba)による4ピースバンド。

 

しかも、作品ごとにまったくちがう顔をみせるという、なんともカレらの“生き様”もオモシロい。

 

そんなカレらのアルバムのなかでもとくにイチオシは、2016年に自身のレーベルからリリースした4枚目となるフルアルバム『A Long Day』。

 

nakayaanのブリブリなベースに、キレすぎなカッティングギターの大竹、須田のタイトでハネるドラム、そして気だるい感じの川辺のファルセットなヴォーカル。

 

シンプルなバンド編成ながら、すべてのバランスがちょうどよく、音セカイのひろがり方がハンパない。

 

とにかく、気持ちよすぎて、ブっ飛びのいちまいなのでアル。

 

 

収録曲でのおススメは、「オブジェ」。

 

ワグワグ、クチャクチャ言っている”クチャラー”ギターに、ブヨる野太いベース、あふれんばかりのメランコリーボーカル。

そして、まちがいなくオジさんたちの腰を、立てないくらいまでにムダに砕くドラムブレイク。

 

あまりにもメロウで、シンプルすぎるサウンドなのに、カレらのセカイにグググイッと惹きこまれてしまう、、、なんとも、おそろしいほどの“グルーヴの沼”。

 

 

しかし!ホントのところの超おススメは「キッズ」。

 

サイケデリック感、ブっ飛び感ある壮大なイントロ、、、からの、ムネがキュンキュンしちゃうカッティングギターとタイトなドラム。

 

力の抜けたヤルせないヴォーカルに、メロディをしっかりカヴァーしているナイスでグッドなベース。

 

おもわず腰がユレユレちゃう、アーバンすぎるメロウファンク!

 

個人的にもDJなどでよく使用させていただいているが、「ダレの曲ですか?」とかならず聞かれる、まさにファンキーキラーチューンだ。

 

ちなみに、このジャケットアートの雨の室内的な感じも、梅雨という季節感があってたまらないよネ。

 

トにもカクにも、気合いをいれて聴かないと、”グルーヴの沼”にハマって、腰がズキューンとヤラれてしまうコトまちがいナシ!

 

くるおしいほど極上&至上のメロウマッドネスなのでアール。

 


[情報]

“mitsume”オフィシャルサイト:http://mitsume.me/

 



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Profile

  • カネコ ヒデシBonVoyage

    編集プロダクション"BonVoyage"主宰、社会派カルチャーなWEBマガジン『TYO magazine/トーキョーマガジン』発行人、ニッポンのちょっといい音楽を紹介するプロジェクト『Japanese Soul』主宰。
    WEB、紙、空間など、さまざまなメディアを使用して時代を編集する。
    毎月第三金曜日に渋谷「NIGHTFLY」にて、DJイベント『Japanese Soulナイト』を開催中!
    ・TYO magazine/トーキョーマガジン:http://tyo-m.jp/
    ・Japanese Soul:http://japanesesoul.jp/