ジャパニーズ・ソウル #017

シュガーでベイブ、そしてすこしだけセンチメンタル!

古今東西、日本に存在するさまざまな"日本人の、日本人による、日本人のための"ソウル・ミュージックを、新旧問わず、オシャレかつアカデミックにご紹介。
今週はコチラ!

8.2, 2018

BonVoyage:カネコ ヒデシ
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アーティスト:あっぷるぱい

タイトル:あっぷるぱい

レーベル: Happiness Records

発売年:2012年

価格:¥1,800(税抜)

 

 

 

“シュガーベイブが演奏しそうな楽曲”をコンセプトに、2010年におなじ大学の仲間で結成されたという超ナゾの学生バンド、あっぷるぱい。

 

今回は、2012年にリリースされたカレらのファーストアルバムを。

 

このコンセプトのキッカケは、カレらの親がシュガーベイブ好きだったコトだとか。

 

 

まずはCDをセットして、再生からの〜、、、聴いてオドロキモモノキ!たしかに、まごうかたなき、おそろしいホドに、そしてくるおしいホドのシュガーベイブ丸出し!!

 

当時、大学生だったとはおもえない新人バナレした演奏クオリティと、ター坊(大貫妙子)ならぬダー坊のキュートで温もりあふれるヴォーカル。

 

そのあまりにも胸キュンすぎるサウンドに、シティポップスファンはひさびさのあのドキドキ感、、、というかときめきトゥナイト感を味わったにちがいない。

 

かく言うワタクシもそのひとりでアル。

 

 

本アルバムでは、そんなカレらの”ナツだ!シュガーベイブだ!!あっぷるぱいだ!!!”的なツーナ〜(夏)サウンドをマルっと収録。

 

 

なかでも、アルバムの1曲目に収録されている「アップルパイの薫り」は、ホントにズルい(笑)!このあまりにもシュガーでベイブなズルすぎるサウンドに惹きこまれて、すべての曲を流れで聴いてしまうのだ。シュガーベイブファンは、まちがいなくこの一発目でヘロヘロにされたコトとおもわれる。
この曲が1曲目に配置されているのがとにかくズルすぎ!!

 

 

そして、ナツといえば「にわか雨」。

最近は、ゲリラ豪雨などと呼ばれるようになって久しいが、そんな横ナグり感ある雨ではなく、暑すぎる午後の太陽、そして入道雲からのにわか雨、、、コレ、まちがいなくナツ感ね!

サウンドもさることながら、雨の音からはじまるというイキでイナセな演出もビビビッとキチャウほどスバらしい。

 

 

さらに、うたがいようのないナツの季節感の代表格といえば、カルピスやね〜。そんなカルピスのさわやか感をうたった「カルピスソーダの夏」。

ピアノとタイトなドラムからはじまる、ちょこっとだけセツナくて、センチメンタルでシティなメロディ。

青くさいあのころのナツを感じる、ロマンシーでグルーヴィンな一曲。

 

 

 

そんなワケで、あっぷるぱい。

 

ハイとローがふり切った耳ザワリな打ち込みベースの足し算的4つ打ちエレクトロミュージックがどうしてもおおい夏の音楽事情。

こういう引き算サウンドな夏もイイとおもうけどネ。

 

 

いつ聴いてもドキドキするときめき感、いつまでもかがやきを失わないいぶし銀バンドサウンド、まさにエヴァーグリーンなサマーミュージック!

 

 

なつかしいのにあたらしい、胸キュンでちょっぴりあまずっぱい、まるであっぷるぱいのようなサウンドなのでアール。


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Profile

  • カネコ ヒデシBonVoyage

    編集プロダクション"BonVoyage"主宰、社会派カルチャーなWEBマガジン『TYO magazine/トーキョーマガジン』発行人、ニッポンのちょっといい音楽を紹介するプロジェクト『Japanese Soul』主宰。
    WEB、紙、空間など、さまざまなメディアを使用して時代を編集する。
    毎月第三金曜日に渋谷「NIGHTFLY」にて、DJイベント『Japanese Soulナイト』を開催中!
    ・TYO magazine/トーキョーマガジン:http://tyo-m.jp/
    ・Japanese Soul:http://japanesesoul.jp/