ジャパニーズ・ソウル #020

おセンチな季節に聴く!珠玉のレゲエカヴァーアルバム

古今東西、日本に存在するさまざまな"日本人の、日本人による、日本人のための"ソウル・ミュージックを、新旧問わず、オシャレかつアカデミックにご紹介。今週はコチラ!

9.18, 2018

BonVoyage:カネコ ヒデシ
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アナタのココロの随までヒビク!究極の9曲

アーティスト:Tico & icchie
タイトル:青春REGGAE
レーベル: AWDR/LR2
発売年:2012年
価格(CD/LP):¥2,381/時価

 

・トラックリスト
01. オリビアを聴きながら(杏里) feat. チエコ・ビューティー
02. あの日にかえりたい(荒井由実) feat. 中納良恵
03. セカンド・ラブ(中森明菜) feat. 武田カオリ(TICA)
04. 海を見ていた午後(荒井由実) feat. チエコ・ビューティー
05. 中央フリー・ウェイ(荒井由実) feat. 高木一江
06. FEELINGS(ハイ・ファイ・セット) feat. 武田カオリ(TICA)
07. 卒業写真(荒井由実) feat. サヨコ(サヨコオトナラ)
08. SWEET MEMORIES(松田聖子) feat. 中納良恵
09. 恋におちて Fall in love(小林明子) feat. 武田カオリ(TICA)
10. オリビアを聴きながら(インスト)
11. 卒業写真(インスト)
12. 恋におちて(インスト)

気がつくと、夜がすずしくてサビしい、秋らしい季節感がでててきた9月。
今回は、そんなちょっとおセンチな季節に聴きたい2枚をご紹介。

 

 

まずは、リトルテンポの土生“TICO”剛と元デタミネーションズのicchieが、ガッツリ手を組んだニッポンの歌物プロジェクト、TICO&icchieが贈る、世のオジさんたち、オバさんたちにとってはとてもなつかしい青春ソングのレゲエカヴァー集『青春REGGAE』。

 

70年代や80年代に流行ったあんな曲やこんな曲。

 

いまもなお、さまざまなアーティストにカヴァーされたりして歌いつがれる、ダレもが知っているアノ名曲たち。

 

そう!40代前後にはキュンキュンきちゃう歌謡曲を、グッドなレゲエアレンジで、さまざまなアーティストがナイスカヴァー。

 

なかでも超絶絶品カヴァーは、TICAの武田カオリがうたう「セカンド・ラブ」。

 

中森明菜の83年のヒットソングで、作詞&作曲は来生えつこと来生たかおの姉弟。

 

当時のアイドル歌手にしては、かなり内容の重い曲ながら大ヒット、、、まあ明菜ちゃんもいろいろと重いからいい意味であっていたのカモネ(笑)。

 

そんな重い曲を、武田カオリがもう”艶”としか例えようのない、色っぽすぎる歌声でカヴァー。

 

いろんな意味でセカンド・ラブしたくなっちゃう、、、最&高なナイスアレンジ。

 

 

ナツ、、、というよりは、ちょっと気温が下がりはじめたこの時期に聴きたい、いや効きたい! そんなグッドフィーリンなのでアール。

ありえない選曲がちょっとうれしい恐悦至極のパート2

アーティスト:Tico & icchie
タイトル:青春REGGAE パート2
レーベル: AWDR/LR2
発売年:2014年
価格(CD/LP):¥2,381/時価

 

・トラックリスト
01. 赤いスイートピー(松田聖子)/チエコ・ビューティー
02. 初戀(斉藤由貴)/武田カオリ
03. 風の谷のナウシカ(安田成美)/アリワ
04. DOWN TOWN(シュガー・ベイブ)/中納良恵
05. マイピュアレディ(尾崎亜美)/チエコ・ビューティー
06. ホントはみんな(高田渡)/ハナレグミ
07. シルエット・ロマンス(大橋純子)/武田カオリ
08. 雨の街を(荒井由実)/畠山美由紀
09. やさしさに包まれたなら(荒井由実)/中納良恵

パート1がまさかの!(笑)大ヒットを記録し、その続編としてリリースされたのがこの『青春REGGAE パート2』だ。

 

プロデュースは、もちろんTICO&icchie。

 

 

前作よりもちょっとだけ難関度高めな選曲おおめなので、世のヤングジェネレーションには若干むずかしいカモだが、そこはTICO&icchieのおふたり! オサえるところはオサえている、ガーサスの選曲とアレンジ。

 

たしかに、「あの曲のレゲエバージョンがあれば!」なんて曲はたくさんあるけれど、それをモロにやってくださったのがこのパート2なのだ。

 

おススメは、もうコレしかないでしょ(笑)! TICAの武田カオリが歌う「シルエット・ロマンス」。

 

また武田カオリかよ!!という感じになってしまって、たいへん恐縮なのだが、オリジナルは大橋純子の81年の超ロングヒット曲。

 

コチラも作詞&作曲はまたもや来生えつこと来生たかおの姉弟、、、来生姉弟コンビの曲は、ホントに名曲がおおい。

 

オリジナルの大橋純子バージョンも”艶”そのものなのだが、武田カオリの歌声もまたちがった“艶”感があってかなりオツすぎ。

 

やっぱりロマンスしたくなってしまう、そーんなグッーッドカヴァーなのだ。

 

 

なんだか武田カオリばかり推してしまっているようになってしまったので(笑)、もう一曲オシ曲を。

 

畠山美由紀が歌う、ユーミンこと松任谷由実の結婚前の名義、荒井由実による73年に発表された曲「雨の街を」のカヴァー。

 

この曲、彼女の1973年にリリースされたファーストアルバム『ひこうき雲』に収録されたが、ユーミンがまだ19歳の頃に発表した曲で、本人もいまだに“いちばん好きな曲”と前置きしてから歌うくらい、自他ともに認める、まごうかたなき超名曲だ。

 

この曲だけあまりレゲエっぽくないアレンジなのだが、それも畠山美由紀の透明感あふれるボーカルが引き立ちすぎて、スバらしいっ!というコトで。

 

 

そんなワケで、ナイス選曲&ナイスアレンジのいぶし銀サウンドがつまった「青春REGGAE」シリーズ。

 

ちなみにジャケットアートは、パート1とパート2ともに、お絵描きパフォーマンスでおなじみ、あどちゃんこと水森亜土画伯。

 

 

おセンチな季節のセンチメンタリストたちに贈る、極上のレゲエカヴァーアルバムなのでアール。


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Profile

  • カネコ ヒデシBonVoyage

    編集プロダクション"BonVoyage"主宰、社会派カルチャーなWEBマガジン『TYO magazine/トーキョーマガジン』発行人、ニッポンのちょっといい音楽を紹介するプロジェクト『Japanese Soul』主宰。
    WEB、紙、空間など、さまざまなメディアを使用して時代を編集する。
    毎月第三金曜日に渋谷「NIGHTFLY」にて、DJイベント『Japanese Soulナイト』を開催中!
    ・TYO magazine/トーキョーマガジン:http://tyo-m.jp/
    ・Japanese Soul:http://japanesesoul.jp/