ジャパニーズ・ソウル #028

悲しいイロモノのオーサカファンクがやっぱ好きやねん

古今東西、日本に存在するさまざまな"日本人の、日本人による、日本人のための"ソウル・ミュージックを、新旧問わず、オシャレかつアカデミックにご紹介。
今回はコチラ!

1.17, 2019

BonVoyage:カネコ ヒデシ
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ナイスミドルによるナイスミドルのためのナイスミドル

アーティスト:ザ・たこさん
タイトル:ナイスミドル
レーベル:SHOUT!
発売年:2016年10月
価格:¥2,000(税抜)

 

・トラックリスト
A面
01. ナイスミドルのテーマ
02. ニガ笑いのマディ
03. Funky Panty Stockin’
04. グッとくる
05. タング・ヤウン

 

B面
06. 中之島公園、16時。
07. バラ色の世界
08. ダニエルさんはペンキ塗り
09. 犬洗い一匹百円

 

あけました!おめでとうございます!!

本年もムダにココロとカラダにヒビク、グッドミュージックをご紹介していく所存でございますがな。

 

 

と、いうコトで、今回は平成が最後にも関わらず、いまだ昭和のオイニーがプンプンするファンクグルーヴをかます、オーサカ発のリアルファンクバンド、ザ・たこさんをご紹介。

 

 

ローカルすぎて「じぶん、ダレやねん??」というアナタのために、メムバー紹介しよう。

 

ヴォーカルでフロントマンの”悲しき怪人”こと安藤八主博、高校入学のお祝いで買った愛器”コメスター”を武器に戦うギターの山口しんじ、2006年末JBの命日に加入したドラムのマサ☆吉永、そして、ブリッブリのベースをかますナカウチポテトの4人編成のオーサカファンキーだ。

 

2018年で結成25年をむかえたという、ムダに長寿バンドながらもいまだにアンダーグラウンドに活躍をつづける、真っクロクロ汁タレ流し、源泉かけ流しのファンクバンドなのでアル。

 

 

そんなカレらの、ファンのなかでは勝手に名盤とも謳われているのが、この3rdアルバム『ナイスミドル』だ!

 

とくにスゴく売れたワケでもないのに、リリースから10周年記念というのを大いに謳って、ナゼか再発されてしまったという、まさにいわく付きの名盤。

 

 

おススメは、タイトル曲と言っても過言ではない「ナイスミドルのテーマ」。

”悲しき怪人”安藤のムダなシャウトに、山口の”コメスター”ことギターのクッチャクチャなカッティング、野太すぎて頭痛を引き起こすベース。コレぞナイスミドルなファンクミュージック!

40代のナイスミドルなアナタに贈る、ナイスミドルのための応援歌。

うーん、、、寝てみたい!

 

 

そして、心臓発作で倒れたオトコのあまりにサビしすぎる歌詞が、ココロを振るわす、「グッとくる」。いろいろあった人生を、走馬灯のように思い出して、おもわず涙が。。。

グッときすぎでしょ!!

 

 

しかし、だいたいナンでジャケットが、”ノリユキ・パット・モリタ”(映画『ベスト・キッド』より)なの?

 

そんな疑問すらムダに笑い飛ばさせてくれる、いや忘れてしまう超オーサカファンクの名盤なのでアール。

 

 

溜まった疲労感をやわらげる、濃厚すぎるファンク汁

アーティスト:ザ・たこさん
タイトル:カイロプラクティック・ファンク No.1
レーベル: SHOUT!
発売年:2016年10月
価格:¥2,000(税込)

 

・トラックリスト
01. あんたはギビトゥミ
02. カッコイイから大丈夫
03. HARD BOILED EGG
04. 豆騒動
05. お豆ポンポンポン
06. ネギ畑
07. ナカちゃん、カイロプラクティックって知ってっか?
08. 肩腰、背中(PART 1)
09. 肩腰、背中(PART 2)
10. 新・ナイスミドルのテーマ(feat. オオサカズ)

 

 

つづいては、寒さでイタくなったカラダをほぐしてくれる!?まさかの魔法サウンドを!

 

 

カレらの名を不動のものにした?4thアルバム『カイロプラクティック・ファンク No.1』。

 

おもわず、「ナンやねん??ソレ!?」と口走ってしまうこのアルバムタイトルではアルが。。。

 

 

とにかく、3rdアルバム以上にオーサカファンクサウンド全開で、毛穴も全開の本アルバム。

 

 

おススメは、溢れんばかりのムダなJB(ジェームス・ブラウン)感の「あんたはギビトゥミ」。

ベーストラックが完全にJBサウンドを完コピ、、、いやいやダメでしょ(笑)!からの、「アンタのオシリはぶっちゃけ高見山!」って 、ソレもダメ(笑)。とにかくこのダメ感がファンクなんやね。

 

 

そして、極上のファンクグルーヴに乗せて、知るヒトぞ知る!80年代の人気テレビドラマ『毎度おさわがせします』のヒロイン、ミポリンこと中山美穂扮する「のどか」を、ボーカルの”悲しき怪人”こと安藤が、父役の「森俊作」こと板東英二のマネをしつづけるだけという、、、それだけの「HARD BOILED EGG」。

 

 

もう一丁いくか!というコトで、「ナカちゃん、カイロプラクティックって知ってっか?」。

しかし、なんで『北の国から』なんだ?ナゼだ!?オレが間違っているのか、、それとも世の中が。。。だいたいナカちゃんって地井武男じゃねーか(笑)!

いちいちファンクとまったく関係なさすぎて、逆にファンクを感じてしまうというファンキーフレッシュ。

 

 

そんなこんなで、コレがカラダに溜まった疲労感をやわらげるという、ウワサの濃厚すぎるファンクサウンドなのでアール。


[情報]

 

ザ・たこさん オフィシャルサイト:http://www.the-takosan.com/

Profile

  • カネコ ヒデシBonVoyage

    Media Director / Editor & Writer / DJ / Journalist
    編集プロダクション"BonVoyage"主宰、社会派カルチャーなWEBマガジン『TYO magazine/トーキョーマガジン』発行人、ニッポンのちょっといい音楽を紹介するプロジェクト『Japanese Soul』主宰。
    WEB、紙、空間など、さまざまなメディアを使用して時代を編集する。
    毎月第三金曜日に渋谷「NIGHTFLY」にて、DJイベント『Japanese Soulナイト』を開催中!

    ・TYO magazine/トーキョーマガジン:http://tyo-m.jp/
    ・Japanese Soul:http://japanesesoul.jp/