ジャパニーズ・ソウル #032

ミュージシャンたちが愛して止まないミュージックマン

古今東西、日本に存在するさまざまな"日本人の、日本人による、日本人のための"ソウル・ミュージックを、新旧問わず、オシャレかつアカデミックにご紹介。
今回はコチラ!

3.15, 2019

BonVoyage:カネコ ヒデシ
  • music
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神出鬼没な彼らの自然系スタイルを問うカヴァー作品

アーティスト:V.A.

タイトル:WHERE, WHO, WHAT IS PETROLZ??

レーベル:Victor Entertainment.

発売年:2017年

価格(CD/配信):3,000(税抜)

 

・トラックリスト
01. 「シェイプ」/LEO今井+呂布
02. 「Profile」/LUCKY TAPES
03. 「新預感」/林宥嘉(YOGA LIN)
04. 「アンバー」/KID FRESINO+STUTS
05. 「表現」/R’N’R “Rei+NAOKI(LOVE PSYCHEDELICO)+ROY(THE BAWDIES)”
06. 「Touch Me」/Seiho
07. 「On Your Side」/Yogee New Waves
08. 「雨」/Suchmos
09. 「ホロウェイ」/SOIL & “PIMP” SESSIONS
10. 「Fuel」/ORIGINAL LOVE
11. 「Side by Side」/never young beach

 

昼は上着を持ち歩くヒトの姿が増えはじめ、学生たちが卒業証書を持っている姿を目にする卒業シーズンに突入した今日このごろ。

 

 

春は出会いと別れの季節。

 

個人的には、この社会から卒業をしたい!と思いつつも、なかなか落第つづきな人生ではアルのだが。。。

 

 

そんな春の憂うつな自虐ネタはさておき、今回はさまざまなミュージシャンたちに愛されてやまないミュージシャンのサウンドをご紹介しよう。

 

 

まずは、長岡亮介、三浦淳悟、河村俊秀の3ピースバンド、ペトロールズ。

 

結成から12年という年月が立つにもかかわらず、フルアルバムはたったの1まい。

 

ライブは神出鬼没で目にするコト自体が稀有でありながらも人気は絶えるコトがないという、まったくもって摩訶不思議なバンドなのでアル。

 

なんだかすごいバンドらしい、、、というウワサ先行型で、もはや都市伝説化している?と言っても過言ではないかもしれない。

 

 

コチラは、そんなカレらの音楽性や自然体な在り方を慕うミュージシャンたちが集結して、それぞれのやり方でカヴァーしたというカヴァーアルバムなのだ。

 

 

まずは、シンガーソングライターのLEO今井と、KANDYTOWNのラッパー呂布という不思議な組み合わせがカヴァーした「シェイプ」。

ビヨ〜ンとレコードのスタートを失敗した音からのスクラッチからはじまる本トラック。80’s感あふれるシンセサウンドにエレクトリックなドラム。そして、LEO今井と呂布との掛けあい的なボーカル。

当たり前ながら、オリジナルとはかなりテイストがちがうのだが、それでもペトロールズを感じるというのも、オリジナルのアクが強いからなのカモ。

 

 

そして、ジャズバンドSOIL & “PIMP” SESSIONSがインストでカヴァーした「ホロウェイ」。

激しすぎるジャズファンクなはじまり、、、につづく中盤の落ちつきすぎなオトナのジャズサウンドへと変調。コレがもうナイスでスバらしすぎるソイルならではのアレンジ。

しかし、こうまで曲調がちがっているのに、やはりまごうかたなきペトロールズを感じてしまうのでアル。

 

 

そのほか、ORIGINAL LOVEやSuchmos 、Yogee New Waves、never young beachなど、豪華なミュージシャンたちも参加。

 

 

一体全体”ペトロールズとは何なのか?”

 

カレらの存在に対しての答えをさがした、本当に不思議なトリビュートアルバムなのでアール。

YMOからバクバクドキンまで、老若男女に愛される音楽家

アーティスト:高田漣

タイトル:GAMES/モノクローム・ガール

レーベル:Beta Records

発売年:2018年2月20日

価格:¥1,500(税抜)

 

・トラックリスト
A面
01. GAMES

 

B面
01. モノクローム・ガール

 

つづいては、YELLOW MAGIC ORCHESTRAの細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏というお三方から、トーキョーメルヘンサイケデリックな女子2人組の音楽ユニット、バクバクドキンまで。

 

老若男女、ジャンル問わず、さまざまなミュージシャンに愛されている音楽家、高田漣の7インチレコードを。

 

 

フォークシンガーの高田渡を父にもち、自身のソロ活動のほか、著名アーティストのサポートや、映画やCMなどさまざまな音楽を手がける、まさに日本が世界に誇るマルチな音楽家/プロデューサーでアル。

 

 

本作は、2019年3月にリリースしたばかりのアルバム『FRESH』からのシングルカット。

 

 

注目は、ニューウェイヴでテクノポップなナンバー「GAMES」。

いまやムダに話題騒然となってしまった電グル、、、の元メンバー、まりんこと砂原良徳との共同プロデュース作品で、80’sなシンセの打ち込みトラックにカッティングギター、そしてラップ?というか言葉アソビに近い高田のヴォーカル、さらにバクバクドキンによるキューティなコーラス。

コレがまったくもってのたまらないホドのシティ感バッチシで、ハンパない激オシャレなグッドヴァイヴスなのだ。

やはり、まりんのアーバンな雰囲気づくりワークスは、「スバらしすぎる!」のひとこと。

 

 

そして、B面の「モノクローム・ガール」は、ガラリと雰囲気が変わる60年代フィーリングたっぷりなヴィンテージサウンド。

「なるほど、こうキタか!」という、ブルージーでスムージー、グルーヴィーなシティポップチューン!

 

 

 

2曲ともに、いつものブルースな高田漣のイメージとはかけ離れたサウンドで、カレのあたらしい一面をかいま見れるナイスな方向性を展開。

 

 

そんなこんなで、気がつくとハマってしまう、コレぞ高田漣という音楽家のスゴいトコロなのでアール。

 


[情報]

 

PETROLZ オフィシャルサイト:http://www.jvcmusic.co.jp/park-petrolz/

 

高田漣オフィシャルサイト:http://rentakada.com/

 

Profile

  • カネコ ヒデシBonVoyage

    編集プロダクション"BonVoyage"主宰、社会派カルチャーなWEBマガジン『TYO magazine/トーキョーマガジン』発行人、ニッポンのちょっといい音楽を紹介するプロジェクト『Japanese Soul』主宰。
    WEB、紙、空間など、さまざまなメディアを使用して時代を編集する。
    毎月第三金曜日に渋谷「NIGHTFLY」にて、DJイベント『Japanese Soulナイト』を開催中!
    ・TYO magazine/トーキョーマガジン:http://tyo-m.jp/
    ・Japanese Soul:http://japanesesoul.jp/