ジャパニーズ・ソウル #038

梅雨の空にシティでポップなクールミュージックが響く

古今東西、日本に存在するさまざまな"日本人の、日本人による、日本人のための"ソウル・ミュージックを、新旧問わず、オシャレかつアカデミックにご紹介。
今回はコチラ!

6.12, 2019

BonVoyage:カネコ ヒデシ
  • music
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スカッと爽やか、ナツ気分なグッドブリージングルーヴ

アーティスト:一十三十一
タイトル:Summer Breeze ’86(Night Tempo Remix)/Last Friday Night Summer(the oto factory Remix)(12”)
レーベル:Adult Oriented Records
発売年:2019年6月9日
価格:¥2,200(税抜)

 

・ トラックリスト
A面
01. Summer Breeze ’86(Night Tempo Remix)

 

AA面
01. Last Friday Night Summer Rain(the oto factory Remix)

 

ついに梅雨入りしたトーキョー。

 

例年のムワッと湿気高めの梅雨とはちょっと違う、肌寒い感じの異常気象が物語っているような梅雨まっさかりのトーキョーである。

 

 

今回は、そんな梅雨のトーキョーを、スカッと爽やかに過ごせるブリージンサウンドないちまいをご紹介しよう。

 

 

トーキョーを代表するシティポップクィーンこと一十三十一(ヒトミトイ)の12インチシングル。

 

コチラの12インチ、ファッションデザイナーでアートディレクターの弓削匠氏が運営するシャレオツなレコードブティーク「Adult Oriented Records」のオープン1周年を記念してリリースされたモノだ。

 

 

Breeze Side とRain SideのダブルA面と題し、「Summer Breeze ’86」と「Last Friday Night Summer Rain」のリミックスバージョン2曲を収録。

 

 

まずはBreeze Sideの「Summer Breeze ’86」。

彼女の2012年のアルバム『CITYDIVE』に収録していたものを、韓国のシティポップスアーティストNight Tempoがリミックス。Night Tempoといえば、カレがリミックスを手がけたWinkの「淋しい熱帯魚」などを収録したEP『ザ・昭和グルーヴ』がリリースされるなど、ナウでポップなアーティストだ。

今回は、そんなカレにリミックスを依頼し、リリースから約7年という年月を経て、よりビート強めのダンサブルに、よりドープに、そしてよりナウでグルーヴィンなフューチャーファンクサウンドへと生まれ変わらせている。

 

 

さらに、Rain Sideでは、2013年のアルバム『Surfbank Social Club』から「Last Friday Night Summer Rain」を、大阪を拠点とする現役サラリーマンシンセバンドThe Oto Factoryがリミックス。

ディープなハウスビートに、美しいキーボードの旋律とカッティングギター、ヴォコーダーヴォイスによるコーラス、そして青く透きとおった一十三十一のヴォーカル。そのすべてを絶妙なバランスで整え、オリジナルよりも激情感&清涼感あふれるサウンドに。

なんとなくベースの音が”Galaxy 2 Galaxy”の「Hi-Tech Jazz」っぽさを感じるが、、、気のせいかな。

しかし、雨ふるナウな季節感的にはコッチの方が合っているのカモ。

 

 

ジャケットアートは、アパレルブランド『Les Cinq Lettres』のグラフィックを手がける、日本を代表するシティポップデザイナー金安亮。

さらに、レコード盤は収録されたサウンド同様に、鬼の透明仕様!

 

 

シティなナツのシティないちまいなのでアール。

クールでロマンティークなナイトフライトサウンド

アーティスト:一十三十一
タイトル:Night Flight Telephone Call feat.PUNPEE(7”)
レーベル:Adult Oriented Records
発売年:2018年6月
価格:¥1,800(税抜)

 

・トラックリスト
A面
01. Night Flight Telephone Call feat.PUNPEE(Beef Remix)

 

B面
02. Feel Like Bayside Love

 

つづいても、「Adult Oriented Records」と一十三十一のコラボレーション7インチを。

 

コチラは、ちょうど1年前のオープニング用アイテムとしてリリースされたモノ。

 

 

まずは、2013年の夏にリリースされた冬のアルバム「Snowbank Social Club」に収録された「Night Flight Telephone Call feat.PUNPEE」を、オリジナルをよりロマンティークに、よりオリエンタルな夜感を感じるサウンドにリミックス。リミックスを手がけたのは、シティポップスサウンドが人気の宅録音楽家のbeefだ。

オリジナルももちろんスバらしいのだが、このリミックス、ホントに良すぎ!聴くだけでネオンのキラキラ感あふれるシティライトが目に浮かぶ、夜のロマンを感じるキラーチューン。

 

 

カップリングには、夏感あふれるアルバム『Surfbank Social Club』から、「Feel Like Bayside Love」を収録。

コチラはオリジナルだが、この狂おしいホドのトコナツグルーヴがたまらないのだ。

 

 

コチラもジャケットアートは、もちろんグラフィックデザイナーの金安亮氏が担当。

 

 

そんなワケで、トワイライトでシティライト、ナイトフライトでオールナイト、ロマンティックが止まらないシティサウンドなのでアール。

 

Profile

  • カネコ ヒデシBonVoyage

    Media Director / Editor & Writer / DJ / Journalist
    編集プロダクション"BonVoyage"主宰、社会派カルチャーなWEBマガジン『TYO magazine/トーキョーマガジン』発行人、ニッポンのちょっといい音楽を紹介するプロジェクト『Japanese Soul』主宰。
    WEB、紙、空間など、さまざまなメディアを使用して時代を編集する。
    毎月第三金曜日に渋谷「NIGHTFLY」にて、DJイベント『Japanese Soulナイト』を開催中!

    ・TYO magazine/トーキョーマガジン:http://tyo-m.jp/
    ・Japanese Soul:http://japanesesoul.jp/