ジャパニーズ・ソウル #040

一足お先にナツ気分!ゴキゲンなグーッドフィ〜リング

古今東西、日本に存在するさまざまな"日本人の、日本人による、日本人のための"ソウル・ミュージックを、新旧問わず、オシャレかつアカデミックにご紹介。
今回はコチラ!

7.11, 2019

BonVoyage:カネコ ヒデシ
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メッチャラテンなノリが、ココロもカラダも熱くさせる

アーティスト:なかの綾とCENTRAL
タイトル:ハナキン/WOMAN(SINGLE EDIT)(7”)
レーベル:VIVID SOUND / HIGH CONTRAST
発売年:2019年6月26日
価格:¥1,500(税抜)

 

・ トラックリスト
A面
01. ハナキン

 

B面
01. WOMAN(SINGLE EDIT)

 

ヌルっと7月に入ったにもかかわらず、お天気的にも、社会的にも、政治的にもスッキリしないトーキョーですが、みなさん、いかがお過ごしだろうか?

 

 

そろそろ飽きたくもりゾラだが、なかなか別れてくれない、ムダにつきまとうクサった男のごとく、梅雨前線がニッポンのソラから離れてくれない。

 

 

まあ、とはいえ7月といえば、本来はナツ本番開始!というコトで、海や山、そしてパーティを待ち望んでいるアナタに、今回は一足お先にトコナツ気分なサウンドをご紹介。

 

 

まずは、昭和歌謡をテーマに全国津々浦々の酒場を天井知らずの熱量で沸かしつづける歌手、なかの綾が、トーキョーを代表するラテンバンド、CENTRALとタッグを組んだ7インチレコード。

 

 

この組み合わせ、じつは、約1年ほど前に、シブヤのクラブ「The ROOM」で共演を目撃し、そのあまりにもスバラしすぎたマッチ具合に感動した筆者は、ライブ後、綾嬢本人に直接「またこの組み合わせでやってほしい!」と切望したホド。

 

そんな個人的には夢の組み合わせが、時空(たった一年だが)を越えて実現。

 

今回、待望の7インチとして登場したのだ。

 

というコトで、若干興奮ぎみのワタクシ。

 

 

まずは、オリジナル曲で、ザ・ラテン!という、疑いようのない陽気で退廃的なラテンサウンド、「ハナキン」。

“ハナキン”って、あの”ハナキン”か!?とおもったら、あの”ハナキン”でアル。

まったくコレッポッチも定着していない、最新で最重要なキーワード”プレミアムフライデー”なんてコトバがあるが、個人的にはやはり“ハナキン”だ。

「“ハナキン”ってナンゾや?」という、ヤングでナイーヴなキミたちに説明するが、”はなの金曜日”の略語。人生の途中から週休2日制へとニッポンのお休み制度が変更したワレワレにとって、金曜日はやはり特別でスペシャルなスーパーフライデーナイトなのだ。しかし、もしかして“ハナキン”ってもう死語(笑)なのか?

と、ハナキンの説明だけで、紹介が終わってしまいそうだが、まあ、それもまたヨシとしよう!

とりあえず、買って自分の耳で聴いてよ!!ってコトで。

 

 

B面には、薬師丸ひろ子による84年のヒットソング「Woman “Wの悲劇”より」のカヴァーを収録。

同年公開の映画『Wの悲劇』の主題歌で、劇中の「ワタシ、オジーさまを殺してしまったの!」という彼女のセリフの印象が強い、、、強すぎて映画の内容をほとんど覚えていない、あの名作だ。

作詞に”松本隆”、作曲には、”呉田軽穂(クレタ・カルホ)”こと”松任谷由実”、そして編曲は”松任谷正隆”という、不滅のシティポップ夫婦ワークス。

それにしても、あのシットリしたバラードを、天井知らずの陽気でトコロテンなラテンアレンジへと変貌させたカレら。

イントロのサックスの部分、、、ナニかの曲が元ネタであったハズなのだが、、、

まったく思い出せない。。。

 

 

という感じで、スバラしいラテンサウンドを2曲収録で、夢と希望がモリモリになったハズ。

 

とにかく、CENTRALのラテン力もさることながら、なかの綾嬢のアゲアゲなラテン気質とハンパない歌唱力がラテンサウンドにピッタリマッチする、ナツーないちまいなのでアール。

ココロオドル!陽気で刹那なニューオリンズサウンド

アーティスト:ハチャトゥリアン楽団
タイトル:マカロニチーズ!
レーベル:Mardi Gras JAPAN Records
発売年:2019年6月15日
価格:¥2,600(税抜)

 

・トラックリスト
01. 歌う少女
02. オブラート
03. Switch
04. うそつきのワルツ
05. エレベーターガール
06. You Are My Sunshine
07. Lucky Cat Blues
08. ラストトレインブルース
09. Selfish

 

つづいては、陽気で刹那なニューオリンズサウンドがココロオドル!若手ニューオリンズ系楽団のハチャトゥリアン楽団。

 

 

ハチャトゥリアン楽団は、トランペット、クラリネット、バンジョー、チューバ、ドラムスからなる、5人組みの音楽団だ。

 

 

おそらく、名前を聞いても「ダレやねん?」というヒトが多い、、、というかほとんどカモしれない。

 

それもそのハズ!コチラはカレらのサードアルバムながら、初の全国流通アルバムだとか。

 

インターネットが普及する現代社会において、このうたい文句がなんともイナタくて、スバラしすぎなのでアル。

 

そんなカレらではあるが、とにかく音はスバらしすぎ!

 

 

おススメは、疑いようのないニューオリンズサウンドが炸裂する「歌う少女」。

陽気なバンジョーの音と、底を支えるチューバの低音が気持ちいい。

おもわず、赤白の極太ストライプジャケットを着て、踊りたくなってしまう、たのしくて、サビしい、グッドヴァイヴス。

 

 

そして、流れるようなトランペットとクラリネットのメロディに、おもわず首を左右に振ってリズムをとってしまう、「エレベーターガール」。

恥ずかしがり屋ボーイ(もしかしたらオジさん?)による、エレベーターガールへの濃い、恋の歌。その陽気なリズムに指をならしつつ、アナタもぜひノって欲しい。

 

 

さらに、ダレもが知っているあのスタンダード!「You Are My Sunshine」を極上のニューオリンズサウンドで日本語カヴァー。

高速カッティングのバンジョーのイントロが陽気すぎて、からのハネッハネなドラムに、巻き舌がヴォーカル。

とにかくこのカヴァー、ノリノリすぎてヤバすぎるぜ!

 

 

という感じで、くもりゾラがつづく陰気で伏せがちなアナタのココロとカラダを、陽気でアカルイ家族計画へと導いてくれる、、、燦々人生指南ないちまいなのでアール。


[情報]

 

なかの綾オフィシャルサイト:http://www.nakanoaya.com/

CENTRALオフィシャルサイト:http://el-central.com/

ハチャトゥリアン楽団 オフィシャルサイト:https://khachaband.com/

 

Profile

  • カネコ ヒデシBonVoyage

    Media Director / Editor & Writer / DJ / Journalist
    編集プロダクション"BonVoyage"主宰、社会派カルチャーなWEBマガジン『TYO magazine/トーキョーマガジン』発行人、ニッポンのちょっといい音楽を紹介するプロジェクト『Japanese Soul』主宰。
    WEB、紙、空間など、さまざまなメディアを使用して時代を編集する。
    毎月第三金曜日に渋谷「NIGHTFLY」にて、DJイベント『Japanese Soulナイト』を開催中!

    ・TYO magazine/トーキョーマガジン:http://tyo-m.jp/
    ・Japanese Soul:http://japanesesoul.jp/