無限のポテンシャルをいつまでも無視できない。

植えつけられた先入観から自ら脱出するために、自分の感覚を研ぎ澄ませ!

7.3, 2018

美容師/LIM統括ディレクター:KANTARO
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大阪ミナミの中心街に、南北600m近くも存在する『心斎橋筋商店街』。

 

この『心斎橋筋商店街』の、ここ数年の景色の変わりようは、本当に目まぐるしく『異常』だと言っても過言ではない。

 

かつてはファッションの中心街として賑わっていた『心斎橋筋商店街』は、今やドラッグストアだらけのアーケード街へと変貌してしまった。

そのターゲットは、今や大阪の経済を大きく支えている外国人観光客。特に『中国人』だ。

 

アーケード街を歩く70%以上の人は外国人観光客(あくまでも個人の体感です。)であり、皆、スーツケースや大きなカバンをゴロゴロと引きながら、大量のドラッグや化粧品を購入している。

 

私もたまに、そんな外国人観光客を横目に見ながら、このアーケード街を歩く事がある。

 

そしてふと物思いに耽る。

 

「もしも、外国人観光客がいなくなったら、このアーケード街は、この街は、どうなってしまうんだろう?」

 

数年前までは、自転車に乗ったままでも、このアーケード街を走り抜けることも可能だったが、今ではそんなことが出来るとは、全く想像もできないほどの人の賑わいだ。

 

日本人のお客様が突然増えたわけではない。

 

中国人をはじめとした、外国人観光客がこのアーケード街の経済を支えているわけだ。

 

 

話は少し変わるが、、。

 

言葉を選ばすに言ってしまえば、『中国人嫌いな日本人』をよく見かける。

 

『中国人はマナーが悪い。』

『中国人は日本人を騙す。』

『中国人は〇〇だ。』

 

中国人嫌いな日本人は、お決まりのフレーズを用いて、独自の持論を展開している。

 

実は、私自身もかつてはその一人だった。

 

どんなビジネスを持ちかけれても、全く耳を塞ぎ、恐怖心をもってして、拒絶していた。

 

しかし、今は全くそう思わない。

 

実際に、上海や重慶、南京、成都などの中国の主要都市を訪れてみて感じることは、『私達に植えつけられていた中国人のイメージとはまた違う側面もある』と言うことだ。

 

彼らと触れ合うと、かつての私が抱いていたイメージは、間違いだったことに気づく。

 

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    01.02.03.04.05.06. 世界一の広さ1000坪のスターバックス

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01.02.03.04.05.06. 世界一の広さ1000坪のスターバックス

中国人美容師たちと街を歩く

近代化が進み、若い世代はどんどんと海外へと進出している。

 

そこで、持ち前のハングリー精神で言葉を学び、素晴らしい知識だけで無く、教養やマナーも身につけた、素晴らしい中国人の友達もいっぱいできた。

 

もちろん『どんな属性の人と触れ合っているのか?』も、『中国人のイメージ』を決定付ける要素として大きく関係しているとは思うが、それは日本人であっても同じであろう。

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    01.02.03. 上海のレストラン

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01.02.03. 上海のレストラン

とにかく、『中国人』の中にも素晴らしい人達が沢山いる事。

 

そして、『日本人』の中にもどうしようもない奴らがいることを私は学んだ。

 

中国の人口は日本の10倍。

 

国土面積もバカでかい。

 

そんな彼らこそが、確実にこれからの世界を支えていくのではないか?

 

彼らの『可能性』は、まだまだもの凄いものがある。

 

と、まぁ、そんな事に思いを巡らせたところで、心斎橋筋商店街のアーケードの中にいる自分に、改めて意識が戻ってくる。

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    01.02.03.04. 一生懸命技術を学ぼうとする中国人美容師たちと、今時の中国人の一般女性たち。

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01.02.03.04. 一生懸命技術を学ぼうとする中国人美容師たちと、今時の中国人の一般女性たち。

日本も『極東の小さな大国』として、世界から評価された時期もあった。

 

しかし、うかうかしていたら、このグローバル化する世界の波に乗り遅れて、気がつけば、『極東の小さな小国』となってしまう危機感さえも覚える。

 

私は、『植えつけられていく先入観』にとらわれることなく、もっと自分自身の判断基準を持ち、自分自身の経験によって、物事を見極める力をつけなければいけないと心がけている。

 

特に、ネガティヴなイメージなどに関しては尚のことで、そういう情報操作に惑わされない自分でいたい。

 

時代遅れな人間にならないように、冷静な自分でいたいものだ。

 



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Profile

  • KANTARO美容師/LIM統括ディレクター

    東京、大阪、ロンドン、シンガポール、香港、中国などの世界の各都市を、週ごとに点々と移動しながら働く美容師。『LIM』いうグループの統括ディレクターを務めており、ブランディングやマーケティングを行う。常日頃から『美容師の新しい生き方』を模索しており、50歳でのセミリタイアを夢見ている。いつまで経っても、怠け癖が抜けない、働き者の中年男性である。