富と幸せの関係を見つめて。

12.26, 2018

美容師 / LIM統括ディレクター:KANTARO
  • essay
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この資本主義の競争社会において、ビジネスで成功し、富(お金)を得る事は、とても重要な事だと思われがちだ。

 

『お金があれば幸せになれる。』

 

みんなそう信じているからだろう。

 

しかし実際には、その富(お金)の物質的な『量』よりも、目には見えない『質』の方が大切だという事に気がついている人も多いのではないだろうか?

 

どの様にして、その富(お金)を手に入れるか?

 

というプロセスもとても重要だ。

お金が沢山あるからと言って、必ず幸せになれるわけではないし、お金が無いからと言って、必ず不幸になるとも限らない。

 

お金がなくても『幸せ』を感じることなんかは、誰にでもできる。

 

タイなどに旅行に行き、明らかに私達よりも所得の少ない人たちの、その満面の笑みを目にすれば、それを実感する事ができる。

 

もちろん、彼らも沢山のお金を手に入れることを望んではいるのだが、だからと言って、無理なことや、悪事を働く事は無さそうだ。(まぁ、可愛いボッタクリはいっぱい居るけどね。笑)

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まぁ、とにかく、そんな事は、皆もなんとなくわかってる。

 

でも、、、、、。

 

それでもたまにね、、、。

 

お金の『魔力』に負ける時があるんだよな。

 

金のために自分を曲げたり、自分を誤魔化したり、自分の魂を売ったり。

 

もっと酷くなれば、人を裏切ったり、人を騙したり、人を陥れたり。

 

『魔力』取り憑かれた人たちは、そういうプロセスで物質的なお金を手に入れようと必死になる。

 

お金こそが幸せの根源だと思っているからだ。

でも、ひとつだけ、私の経験から確かなことを教えてやるよ。

 

そうやって手に入れたお金の代わりに、アンタはお金では絶対に買えない沢山の大切なモノを失ってるんだよ。

 

自分自身の信用、信頼、人間関係。

 

そして、自分の中でしかわからない、自分の信念や、プライド。

 

そういう『最も大切なモノ』をお金の代わりに失ってる。

 

そういう大切なものは、失った後に気がついても、お金では絶対に買えないから、もう取り返しがつかない。

 

結果的に、一生、死ぬまで自分自身を傷付ける『トゲ』になる。

 

ある意味で『魔力』に取り憑かれた性で、『呪縛』にかかる様なものだ。

 

そうなってしまうのは、本当に不幸の極みだ。

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もしもそんな『魔力』に取り憑かれそうになった人を見かけた時は、あなたがその人を助けてあげなくてはいけない。

 

誰よりも気が付かせてあげなくてはいけないのは、先ずは家族。

 

親や身内、兄弟などだ。

 

そして、友人や仲間、人生の先輩や経験者達も、そういう人を救ってあげなくてはいけない。

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『呪縛』に取り憑かれた人間は、それ以降、胸を張って前を向いて歩けなくなる。

 

自分の子供を持った時、真っ直ぐな眼差しで我が子に教えを解く事が出来るのか?

 

自分のこれまでの人生を、声高らかに自信を持って子供に語れるのか?

 

自分の死の瞬間に、走馬灯の様に蘇ると言われている過去の中で、その悪事が頭をフッとよぎる事は無いだろうか?

 

そんな事を考えてしまう。

私の経験上、人間関係をお金で売る事ほど、哀れな事は無い。

 

もしも私の子供や、弟子や、後輩達が、お金の『魔力』に取り憑かれ、お金の為に誰かを騙したり、裏切ったり、陥れるような事をしようとしていれば、『本当の愛を持って守る!』という観点から、全力で引き戻し、阻止したい。

 

それが親として、師匠として、先輩としての一番の務めだと思っているからだ。

 

そして同時に、こう伝えたい。

 

『お金で買えないモノ』を育む事こそが、人生で一番大切なことなんだよ。その『質』こそが、あなた自身を一番幸せにする。その為には、いつも素直に、真っ直ぐに、胸を張って生きれるような生き様であれるように、自信を持って謙虚にわきまえて生きなさい。

 

と。

 

私は常に『人と人』の繋がりこそが幸せの根源であると思いながら、毎日を過ごしている。

 

そして、これからも、私の生き様を通して、更なる人と人の繋がりの質を広く、深くし、その事を証明するかの如く、体現して生きて行きたい。

 


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Profile

  • KANTARO美容師 / LIM統括ディレクター

    東京、大阪、ロンドン、シンガポール、香港、中国などの世界の各都市を、週ごとに点々と移動しながら働く美容師。『LIM』いうグループの統括ディレクターを務めており、ブランディングやマーケティングを行う。常日頃から『美容師の新しい生き方』を模索しており、50歳でのセミリタイアを夢見ている。いつまで経っても、怠け癖が抜けない、働き者の中年男性である。