ぶっ飛びを極めろ!

はき違えた奴らは消えて行くだけ。

7.9, 2019

美容師 / LIM統括ディレクター:KANTARO
  • essay
Share on

私の体は、全身刺青だらけである。

 

私の素性を知らない人からすると、一般的には『ヤバイやつ』の部類に自分が属している事を、私は自覚している。

 

全身に刺青が入っているので、服を着れば隠れるところにはもちろんだが、手首から先の『手の甲』や『指先』、そして『首周り』にもぐるっと刺青が入っている。

 

しかも、『金髪の三つ編みのおさげ』に、鼻には『金色のリング』。

 

ツッコミどころが満載である故に、当然のことだが、街を歩けば色んな人からジロジロと見られる。

 

嫁と私の2人で居れば、その『凄み』はより一層のものになる。

その視線はどの国にいようが変わらない。

 

特に、ご年配のおじさんやおばさんからの視線は凄い。

 

更に小さな子供に至っては、私と思いっきり目が合っていても中々視線を外さない。(いや、外せないのかも知れない。)

 

その瞳の奥には、

 

「この人、何者?」
「なんか怖い。」
「とにかくヤバそう。」
「生活は大丈夫なの?」
「あー、人生、終わってるな。」

 

などと言う声が、きっと潜んでいるに違いないと思う。

しかし私は、そんな視線を全く気にしていない。

 

誰に何と思われようとも、私は私でそれなりに、『道』を極めていると自信を持っているからだ。

 

『多分、あんたには負けてへんで!』

 

っと、心の中で思いながら、その視線には気付かないフリをして、やり過ごしているのだ。

 

長女の愛蘭は大学まで行かせてあげれたし、長男の俐皇明も、もうすぐ高校生になるし。

 

妻のワイさんとの2人の老後のプランもしっかりと考えているし、ある程度の貯蓄もある。

 

まぁ、見た目はこんな感じであるが、人としての『人生設計』は、その辺の奴ら以上にちゃんとやってる方だと思っている。

まぁ実のところ、誰になんの心配をされる必要も無いし、これからも自分なりのスタイルで好き勝手にやって生きていこうと思っている。

 

(もちろんTPOに合わせて、私の出で立ちがその場にそぐわない場合は、マナーを守ってちゃんとしたルックスに合わせないといけない事を理解してるし、それでもまだまだ十分でない場合は、最悪、ご遠慮させていただくことだってある。)

 

『まぁ、ダメならダメで良いよ。俺は全くダメージゼロだし。アンタが俺を拒否するなら、俺もアンタを拒否するわ。』

 

この想いは、『決めつけの偏見』に対しての、せめてもの私の反抗なのである。

しかしながら、、、、。

 

実は私も少なからず、同じ様な『偏見』を持っている事に気がつく時がある。

 

なぜなら、私が私と同じようなジャンルの奴を見かけた時に、自分のことは棚に上げて、あのおばさんやおじさんと同じような目をして、彼らを見つめてそう思う時があるからである。

 

「あいつ、大丈夫か???」

 

っという、あの感じで。。。。。

 

残念ながら本気でそう思ってしまうのだ。。。。

 

きっとみんなもそうなんだろう。

私も若い頃は、たしかに誰よりも目立ちたいという思いが強かった。

 

周りのみんなをビックリさせたりするようなファッションをして、自分があたかも『特別』である様に振る舞ったものだ。

 

むしろ、何も無かった私は、そういうことをする事でしか、周りの奴らに差を付けれなかったわけだ。

 

「俺ってこんなことやっちゃうんだぜ!ぶっ飛んでるだろ?」

 

っていう感じで、色々と意気がってやってた。

 

しかし、この『ぶっ飛ぶだけのぶっ飛び』は、誰にだって出来ることに、後になって段々と気がついて行く。

 

『あれ?俺には本質的な芯みたいなものが全く何も無いじゃん。』

 

後に、こうなってしまったら終わりだ。。。。

 

特に『タトゥー』は簡単には消せないから、イタい。。。。

 

それなりにぶっ飛ぶからには、それなりにぶっ飛ぶ覚悟が必要になることを忠告しておきたい。

 

決して『普通で良い』とは思っていない。

 

結果的に、『本物』になれば良いだけの話だ。

 

ナメてた奴らを最後には見返してやれば良いんだ。

ただ、こんな大人になった私から、申し訳ないが偉そうな事をひと言だけ言わせて欲しい。

 

『中途半端なやつが、ぶっ飛んだことやってもなんの価値もないぞ!はき違えてる奴らは、さっさと消えていけ!』

 

まぁつまりは、その『ぶっ飛び感』を証明できるまで、諦めずに頑張って、各々の『道』を極めろよ!って言う『応援メッセージ』なのである。

 


▽BACK NUMBER

vol.01 | vol.02 | vol.03 | vol.04 | vol.05

vol.06 | vol.07 | vol.08 | vol.09 | vol.10

vol.11 | vol.12 | vol.13

Profile

  • KANTARO美容師 / LIM統括ディレクター

    東京、大阪、ロンドン、シンガポール、香港、中国などの世界の各都市を、週ごとに点々と移動しながら働く美容師。『LIM』いうグループの統括ディレクターを務めており、ブランディングやマーケティングを行う。常日頃から『美容師の新しい生き方』を模索しており、50歳でのセミリタイアを夢見ている。いつまで経っても、怠け癖が抜けない、働き者の中年男性である。