猫と喫茶店とおしゃれ。小谷さんの好きなもの

小谷実由×URBAN RESEARCH コラボアイテム第2弾発売!

ゆるふわだけど、ピシッとしてて、可愛いのにかっこいい。そんな不思議な魅力を持つ小谷実由さんとURBAN RESEARCHのコラボ第2弾が発売されます。気になるコラボ内容はもちろん、猫と喫茶店と、時々カメラな彼女のプライベートを聞いてみました。

8.23, 2018

Columnist:Aya Matsuo
  • fashion
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小谷さんの、好きなもの。

URBAN RESEARCHが気になる人々と“新しいものの価値観”を作り上げる企画「PORT」。第1弾で登場していただいた小谷実由さんとのコラボアイテムが、なんと大好評につき第2弾が発売決定しました。

さてさて、第2弾はどんなお洋服が登場するのでしょうか。気になる小谷さんのプライベートな素顔と合わせてお話を伺います。

好きなもの その1

<おしゃれすること>

 

子供の頃からおしゃれが好きだったという小谷さん。お母さんお父さん、そしておばあちゃんからもそのおしゃれDNAを受け継いだようです。

 

「小さい頃は、わりとみんなと同じ服を着ていたんですが、百貨店勤務だった母からはずっと“人と同じ格好はカッコ悪いよ”と言われていたんです。もちろん小学生当時はなかなかそれが理解できなかったんですが…。だんだんファッションに触れる機会が多くなると自然と雑誌なんかも見るようになって、どんどんおしゃれが好きになりました。

こちらが貴重なロックスタイル! ブーツまでビシッと決まっています。

3歳頃の写真を見ると、ロック好きのお父さんの趣味で、3歳なのにワンレン、革ジャン、メッシュトップスを着たものが残っていました(笑)。

 

当時はぶかぶかで大きすぎる革ジャンだなあなんて思っていたけれど、その写真を今見返すと、面白いしとても印象的。それに当時の話を母とまたできたりして。家族でそうやって好きなものを共有できているのも楽しい」

おしゃれに目覚めた小谷さん。ついに大好きな服をたくさん着られる職業を思いつきます。

 

「モデルになろうと思った動機は、“モデルになれば大好きな洋服がたくさん着られる”と思ったからです(笑)。どんなに服が好きでも全部は買えないし、でも欲しいものはいっぱい。だからモデルになればたくさん服が着られる!って。

ふふふ、目論見通り、モデルになっていろんな服を着ることができました。

似合うものもたくさん見つけられたし、意外に似合うもの、なんかも知ることができました。

でもこの3、4年で、洋服に対する思いが少し変わってきたように思います。

今までは安くて可愛いものをたくさん買っていたんですが、ここ最近は“少し値段が高くても、この先ずっと着られるもの”を買うようにしています」

 

なんと、そのヒントはおばあさまにあり!

 

「最近、おばあちゃんや母の若い時にきていた服を受け継いでよく着ています。

実際おばあちゃんの若い頃の服は(デザイン的にも)今でもちゃんと着られるし、日本製だから質も良くて。当時は駅前のブティックのオリジナル商品が多かったそうですが、タグを見るとそのブティックの名前が書いてあったりして。そういうのもいいなあと思ったんです。

おばあちゃんはちゃんと大事にクリーニングして保管していたので、今でも綺麗な状態なんですよ。それを見て“この服を着ておばあちゃんとおじいちゃんはデートしたのかな”なんて思ったり。そうやって思い出を服に染み込ませて綺麗に残していくっていうのがいいなあと。

それ以来、洋服を選ぶときは“好き”だけでなく、大事にしたいな、って思うようになりました。着なくなった服も、2シーズン着なかったら誰か譲るとか、それぞれの服と向き合いたいなという気持ちになってきたのかもしれない」。

好きなもの その2

<カメラ>

ちょっと不思議な持ち手がポイントのコラボバッグ。小さいのに内ポケもあって使いやすい。

小谷さんはカメラ好き。今回のコラボでも、大好きなカメラもするりと入る素敵なバッグも登場します。

 

「バッグって、見ていてテンションの上がるものじゃないですか。デニムとTシャツのスタイルも、バッグひとつで印象が変わるし。今回のコラボのバッグ、この変形台形の持ち手が可愛いでしょう。この持ち手がまず気に入って、それに合う形のバッグにしたんです。

それにトートバッグって、半日経つと鞄の中がブラックホールになっちゃう(笑)。家をでるときはちゃんと整理してしまっているのに、気がつけばかき回さないとものが見つからないこともある、だからコンパクトだけど荷物はしっかり入るものが欲しかったんです。

このバッグは小ぶりだけど、私のいつも持ち歩いているものがちゃんと入るように計算しています。

財布と、携帯、ポーチ、それにカメラ!

カメラはフィルムカメラが好きです。現像してデータに取り込んだりTumblrに載せたり、おじいちゃん達に焼き増ししてあげたり。

家族や友達だけでなく、変わった柄の壁や絨毯、道端の猫やお花などを撮るのが好きなんですけど、よく“今、何を撮っていたの?”と不思議がられます(笑)」

好きなもの その3

<猫>

 

小谷さんの日常は猫まっしぐら!3歳になる愛猫、しらすくんの話になると、たちまち小谷さんの瞳がキラリと輝きます。

 

「私が赤ちゃんの頃は、家に猫がいたらしいんです。小さい頃の写真に一緒に写っていました。その後、ちゃんと飼ったのはしらすが初めて。

もうネコ中心の生活です。油断すると服をガリガリされますが、“ああ、ここに私が服を置いたからいけない”と思います。

しらすがうちに来て、生活に張りが出ました。嫌なことがあっても家に帰ったら猫がいる。それだけで気持ちはリセットされます。

でもしらすはかなりやんちゃなんですよ。ツンデレだし、猫パンチするし。でもよくベロがぺろっと出ていて、それがちょっと気が抜けてて可愛い。

あと、窓から外を見たり、遊びに来た友達を見送るのが大好きみたい。

かっこつけの部分もあって、ジャンプして着地が失敗した時なんかはかなりプライドが傷つくらしく1時間くらい落ち込んでいます(笑)」

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    01.しらすくんのインスタグラム@sirastagramより。ベロペロリ。

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    02.これもペロリ。

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    03.ちらっとペロリ。

01.しらすくんのインスタグラム@sirastagramより。ベロペロリ。 02.これもペロリ。 03.ちらっとペロリ。

好きなもの その4

<喫茶店>

 

映画の中で見た、憧れの喫茶店の世界。今では小谷さんに欠かせない場所。

 

「色々な年代のファッションが見たくて昔の映画などをよく見ていたんですが、その中に出てくる昔の喫茶店などの色彩とか内装がすごく気になったんです。柄ON柄の組み合わせとか“なんだこれ!”って思うようなのがあって。

でも画面やスクリーン越しに見るだけでは直接自分の世界とは溶け込めないもどかしさがあって。そんなときに友達がバイトをする予定の喫茶店に誘われたんです。よし、一緒に偵察に行こう! となって初めて“喫茶店”に足を踏み入れたら…“あ、これだ! 映画の中で手が届かなかった世界の中に入れた”って思ったんです。

最初はコーヒーが飲めなかったんですが、薄いコーヒーから始めて今は毎日欠かせないくらいです。

喫茶店の内装や、空間を見に行くのが大好き。いろんな人がいて、例えば隣のおじさんの服がかっこよくてこれを何かに生かしたい、とか考えてみたり。

あと、喫茶店のナポリタンも好き。“こだわりのカフェメニュー”なんていうのもいいけれど、喫茶店ナポリタンの、『いつもの味』的な安心感が好きなんです」

好きなもの その5

<熱量のあるもの>

こだわりの純度が高いものが好き、と小谷さんは言う。

 

「大阪万博が大好きなんです。レトロフューチャー的な、『変だけど、なんかイケてる!』と思えるシュールなところが好き。

大阪万博もそうですが、見た瞬間に、“なんで(こんな風にしたの)?”から始まるのが好き。好きすぎて、その当時に生まれていたかったなあ、と思う気持ちもあるし、でもその時代に生まれていたら、この胸の高鳴りはなかったのかもと思ったりも。

とにかく“熱量を感じる”ものが好きなんです。

例えば大阪万博も『なんでそういうデザイン、コンセプトなのっ』て思うものがたくさんあって、強すぎるデザインとか、こだわりがあって、綺麗に収まらない偏屈な純度の高いものを感じます。

現代のものは、便利だしみんなにとっていいもの、という魅力もある。でも私は気持ちが高鳴るものがあまり見つけられなくて。

だから熱量のあるものを見つけると深掘りしたくなっちゃうんですよね」

そんな小谷さんの好きを集めたら。

お話を伺っていても、好きなものへの熱量がとても高い小谷さん。
彼女のこだわりをギュギュッと濃縮したら、素敵なウエアができました。

「わたしの身長(167センチ)だと、”もう少し丈が長かったらいいなあ”と思う事がよくあって。だから理想の丈の長さの洋服が欲しくて、スカートとワンピースの丈にはとてもこだわりました。

前回も丈の長いワンピースを作ったんですが同じくらいの身長のお客さんがすごく喜んでくれたんです。共感してもらえる人がたくさんいた事が私自身とても嬉しかったので、今回もスカートとワンピースの丈はかなり長めです。

 

トップスはデコルテが綺麗に見える空き具合にこだわっています。下着は見えないけど、鎖骨は綺麗に見えるということがポイントです。

 

カーディガンも1枚で着ても前を開けたり閉めたりして着ても可愛い形と、手首が苦しくない程度にぎゅっとさせて、女性らしすぎず、でも品がよく見えるように仕上げました。

 

シャツも肌さわりの気持ちいいもの、落ち感が良いものを選びました。ごわっとしているのは長い時間着ると疲れるし、楽すぎるとパジャマみたい。
“リラックスと品の良さのせめぎ合い”にこだわっています(笑)

 

それと今回(第2弾)は、着まわしのしやすさも考えました。せっかくコラボでお洋服を作るのに、それ1枚買って終わり、にはしたくなくて。パズルみたいにたくさん組み合わせて長く着て欲しいなと思っています」

 

そんな小谷さんが考えたパズル的着まわしコーディネートもたくさん載っているコーディネート図鑑ができました。
小谷さんの好きが詰まったアイテムをぜひチェックしてみてくださいね。

 

小谷実由 × URBAN RESEARCH コーディネート図鑑

小谷実由氏 店舗来店イベント | NEWS

小谷実由 – Model

 

ファッション誌やカタログ・広告を中心にモデルや執筆業で活躍。一方で、様々な作家やクリエイターたちとの企画にも取り組む。
昭和と純喫茶をこよなく愛する。愛称はおみゆ。

 

PORT VOL.1

PORT VOL.2

Profile

  • 松尾 彩Columnist

    フリーランスのエディターとしてファッションからアウトドアまで幅広い雑誌・ムック・カタログなどで活動。現在はコラムニストとして主に旅紀行を執筆。また猫についてゆるく語る「ネコテキ」を小学館「しごとなでしこ」にて連載中。