Look Book Cook Records No.24

偶然と必然の交じり合う 偶有性の海を泳ぐ

潜像の語り手 さわ ひらき

12.3, 2018

桑原 茂一
  • art&culture
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画像提供 Hiraki Sawa

潜像とは?

潜像(せんぞう)とは、何等かの手法を用いて肉眼で見えない(または見えにくい)ように形成した画像を指す。
潜像とは逆に肉眼で見える画像を顕像(けんぞう)という。
原則として潜像は顕像化される手段を持ち、最近はむしろそれが存在理由となっている。

潜像 – Wikipedia

 

さわ ひらき との出会いは、Londonで活動する音楽家 Howie Bee からで。

 

https://www.facebook.com/HOWAII

 

今、気がついたけれど、

 

こなさん みんばんは のテクニックを 英語版にすると Howie Bee は Bowie Hee になる。
きっと、Howie は Bowie に少なからず影響を受けていると診た。

 

は、ともかく、突然、Howie Bee から頼まれ、

 

Hello Moichi hello How are you ? I am very well .

My good Friend Borgar Magnason will be in Tokyo in November .
He is an incredible Contra Bass player and is on tour in Japan with a classical project .
It would be cool if he could do a radio show for you on Dictionary in your library .
Let me know if you like the idea Love Howie x

 

Ok maybe it’s easier you send everything you need in Japanese and i can get my friend to translate here
Please send me what you need in Japanese My friend Hiraki Sawa will construct the two pages
Howie x

 

この段階で、さわ ひらき のことはまったくの白紙だった。

が、謎のX・さわ のお陰で、魅力的なページが届いた。

free paper dictionary 184

de Howie も喜び

 

your are pushing everything young and old I love you for that space .

 

I would like to do this every month . I love Hiraki and his work

 

Howie x

 

とのアドバイスもあり、さわ ひらき のことを検索すると、

 

” 夢見るような “ 作品群に出会うことになった。

 

https://youtu.be/yKGz2eYENtg

 

https://www.youtube.com/watch?v=efKF_eV5FnE

 

https://youtu.be/lBl_G9F34hA

画像提供 Hiraki Sawa

画像提供 Hiraki Sawa

しかも、タイミング良く帰国、横浜 KAAT神奈川芸術劇場でのEXHIBITIONに伺う幸運に恵まれたのだ。

 

さわ ひらき 作品の印象を言葉にすると、夢見るような という言葉が浮かぶ。

 

すると今度は「夢見るように眠りたい」林海象監督処女作へ繋がり

 

夢の中で流す涙のようなお話を「夢見るような」の映像美で包んだ作品に心を奪われたあの日をを思い出す。

 

ご存知ない方には是非観て欲しい。で、話は、さわ ひらき へ

監督: 林海象
販売元: パイオニアLDC
発売日 2000/11/24

映像の時代と言われて久しいが、マシンガンをぶっ放すような過剰説明映像が多い中、

 

静かなまま解釈の自由を尊重する作品に憧れる。

 

で、さわ ひらき の作品から蘇る記憶は、

 

ブラザーズ・クエイの
「ストリート・オブ・クロコダイル」だ。

 

「 1942年にゲシュタポに射殺されたポーランドの画家で作家でもあったブルーノ・シュルツの短編『大鰐通り』を基に、双子の人形アニメーション作家ブラザーズ・クエイが手掛けた作品。古びた機械の持つ奇妙なエロティシズムと仕立て屋の人形たちの無気質な不気味さが本物のツバや臓物によって強調される。」

 

この作品は、free paper dictionary ・November 1988 第4号で取り上げている。

「 STREET OF CROCODIL 」対談 林海象 VS 大竹伸朗 これぞ波風が立つベストマッチな&組み合わせでないか。
(その一部をcutupする。)

 

 

 

 

で、私の言う解釈の自由とは、

 

確かにそこに写っている画像は一つだが、

 

観るひとの記憶はそれぞれに異なるから、

 

作品の印象は観る人の数だけ自由に存在するということ。

 

つまり未だ嘗て出会ったことのない記憶に出会ってしまう歓喜こそ

 

映像の持つ特異な役割だと さわ ひらき に無茶苦茶感動するのである。

画像提供 Hiraki Sawa

画像提供 Hiraki Sawa

さっき、テレビで語られていたのは、過去の膨大なデーターを元に作る「AI」作品の権利はどうなるのか?

 

人間の作るものも同じく 生まれてから はたまた 生まれる前の記憶も含め、

 

膨大な記憶、膨大な思考、膨大な経験、を元にしているはずだ。

 

ならば、オリジナルの権利云々は金輪際すべて消滅させてはどうか? 

 

もし権利云々することで安全に完全にマネーを集金させたいというなら、

 

投票で決めるのはどうか? 例えば、webサイトに投票サイトを設置し、

 

この桑原太郎の描いた絵画は、ほとんどピカソの真似に見えるが、オリジナル作品と認定して良いか?

ある意味、作品の良し悪しはどうでもいい。

 

作った作家の生き方が肝心なのだ。

 

簡単にいうと、らしさ。

 

その人らしさがすべての真実を

明らかにする。

 

この桑原太郎作品は間違いなく

 

ひどいモノマネだが、

 

実に、この人らしい作品だね。

 

ここが大事。

 

信頼性があるとか?

 

特別顔が美しいとか?

心が素直で優しく清らかだとか?

 

黙って人の為に役立つ人だとか?

 

人からの評価はもちろん色々あって良いが、

 

作った作品には、その人の生き方そのものが反映するわけだから、

 

その人らしくない作品には、どこか違和感が表れているはず。

 

そんなシンプルな判断でいいのではないか。

 

雑な言い方だが、あらゆるジャンルを問わず、

 

大きな意味での人間性を問う投票ということになんねんよ。

 

言いたかったこと。善悪ではなく、

 

人格(らしさ)が問われる社会が、

 

実は本当に自由な社会だということ。

 

英語では、リスペクト・respect

 

というのかな。

 

多くの人からリスペクトされる人

 

=権利アリ!

 

そんな人がたくさんいる社会が豊かな社会だと私は思っているのです。 

 

で、問題は、リスペクトの判断を下す私たちに、実は一番の問題があるのですが・・・・・

 

あれ・また振り出しだ。

 

自由の鐘を鳴らすのは誰だ?

 

 

画像・文 初代選曲家 桑原 茂→

http://freepaperdictionary.com

https://www.mixcloud.com/moichikuwahara/

 

画像提供 Hiraki Sawa


 

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Profile

  • 桑原 茂一

    初代選曲家、毎週金曜日夜11時Mixcloud PirateRadio(海賊船)、 創刊1988年 free paper dictionary編集長