Look Book Cook Records No.34

LOOK THINK WALK ART パリ探訪その3
Parisのマレー地区ギャラリー探訪

「我々には貨幣に代わるものが沢山ある。貨幣としての金、貨幣としてのプラチナ、そしていまや貨幣落としてのアートだ!」
マルセル・デュシャン

3.29, 2019

桑原 茂一
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「独創的なアーティストや改革者はしばしば、大衆の無関心や不寛容、高位の立場にある人の無理解、保守的なアーティストの皮肉、批評家の怠慢、個人コレクターや美術館などの買い手の無分別や優柔不断に立ち向かわなければならない」

 

アルフレッド・バー・NY近代美術館 MoMAの初代館長 1940年代に書かれた彼の著書より。

 

“ アーティストは生産者であり、世界的なアートの取引の源泉である。
アート界のすべてのネットワークはアーティストによって生かされている。
その代わり。売り出してもらうには、アーティストはこの面々に認めてもらわなければならない。アーティストがいないと何も始まらないが、彼はゲームの支配者ではない。捕虜なのである。 ”

 

引用元:巨大化する現代アートビジネス・ダニエル・グラネ&カトリーヌ・ラムール 共著 (紀伊国屋書店)

この控えめにエレガントな門構えが何を隠そうあの村上隆さんの所属しているギャラリー「ぺろたん」である。

 

「PERROTIN」

 

ペロタンの拠点はパリ、香港、ニューヨーク、ソウル、そして東京。
ペロタンは、アートバーゼル(マイアミ、バーゼル、香港)、フリーズ(ロンドン、ニューヨーク)、FIAC(パリ)、ダラスアートフェア、アートケルン、エクスポシカゴを含む世界の主要なフェアに毎年参加している実績があり、世界的な知名度をもつギャラリーと言われている。

 

 

エレガントな門構えと対称的なPOPな展示に驚かされるが、ここが「PERROTIN」PARISの総本山である。

こちらはそのギャラリーのブック・グッズ・ショップ。
所属しているアーティスト関連商品のみを扱っている。

 

で、私の個人的な欲望を曝け出すならば、知的レベルと欲望を秤にかけるならば、衝動買いに走ってしまう音楽や洋服の世界とは大きく異なり、
私と現代美術との間にはまだ「危険な関係」はない。
危険な関係のブルース / アート・ブレイキー & ジャズ・メッセンジャーズ

 

例えば、フランスのアーティスト・JRがメキシコとアメリカの国境でピクニックをするアートプロジェクト『GIANT PICNIC』など、その活動にはリスペクトしているが、彼の書籍を所有したい購買欲はない。つまり必要不可欠な生活必需品が優先されるこれまでの金銭感覚では、
レコードは金で買う水に値するからいつでもすぐ必要なら買う。
また、洋服は一生着れるから、の弁解が自分自身にまかり通る方程式が私にはある。
例えば、2万円のパンツ(trousers)なら毎年買えるとする、
しかし、その価格で好きでもないパンツを履くなら、
私は十年同じパンツを履いて飽きないパンツを20万円で買いたい。
私の人生への軽量測定では寿命はあと10年だと査定している。
だから、この方式でいくとパンツに合わせるジャケットの場合、2万円というのは流石にないだろうから思い切って5万だとしよう。
ならば最高額は50万円という計算だ。その金額なら私の好きなあのブランドのジャケットが迷うことなく購入できる。
が、パリの取材で散財したこともあり、暫くは洋服の購入は見合わせようと思う。
で、現代美術への道は、千里の道も一歩から、とのお告げが出た。

うん?これもインスタレーションか、さすが現代美術!と思ったが、単に工事中のご様子。

手書きで描かれているようにもみえる。が、確かめてはいない。

 

この緻密さをここまで大きな作品にする力こそ作家の才能ということなのだろうか。
という視点で作品を見ていては、現代美術は分からない。らしい。
作品のテーマをしっかり見抜く力を養わなければこのアートを楽しめないということだ。
つまり選曲するなら、片っ端からいい曲を聴いて聴いて何年も何年も聴きまくると少しづつ自分の好きな音楽の輪郭が見えてくる。当然答えはない。
自我と戦いながらただひたすら選曲するほかはない。そうしたことでしか選曲家を名乗ることのできない私が現代美術に接するならば、
これまでの音楽を選んできたように現代美術の作品を選びかつ出会系を試みたいと思っている。

正直分からないのです。カッコイイかそれ以外かの美意識で生きてきた私には、
今、上海で一番と言われるこのアーティスト作品の魅力がイマイチ分からなかった。
もちろん、分からなくてもい生きていくことに不都合な真実はないかもしれません。
しかし、もし諦めずに歩むのならば、必ずや、その桃源郷に到達出来ると言うなら、
チョット歩いてみようかという気にはなっている。
知恵を鍛えてこそ楽しめるのが現代美術の世界ならば、
かのデュシャンがチェスの名手だった事にも合点がいくではないか。
知恵くらべなら、おら達には一休さんがおるけんね。
例え大きな壁が私の前に立ち塞がろうとも細い針を通しその世界を私なりに遊んでみたいと思うのだ。
さぁ、この先にきっとある「シャングリラ」へ
と言う流れで、あの名曲「シャングリラ」色々だけで構成選曲した番組、PirateRadio「Victory of justice」が、
MIXCLOUDので好評を博したことをここに報告しておきたい。

mixcloud trending japan 第一位に輝きました。アクセス数29021を超え現在進行中。また世界85カ国からのアクセスにも驚愕しました。
五年以上mixcloudで選曲番組をアップロードしているがこんなことは初めてのことでした。
きっと時代の空気が自由な(一見ですが)メディアへ流れ込んできたのでしょう。
正直一位は嬉しい。海外の国からのアクセスにも希望を持っている。が、デジタル・システムのチャートにそんなに大きな意味はないと言うことだ。
インターネットの時代には個人の自由があるという錯覚に私たちは陥りやすいが、なんのことはない、システムを操る奴らに私たちはいつの間にか家畜化されているのである。数の論理に踊らされることなく我が道を行くのがやはり人生を幸福にすることだと思う。人がどう思うかは関係ないのだ。
自分の信じる道をひたすら歩く。なんのご褒美もいらない。私は私を満足させるためにひたすらに歩く。生きる意味はそれだけだ。と思う。

 

そうか、幸せは歩いて来ないもんな〜「♪ 1日1歩 3日で3歩 3歩進んで2歩下がる」

OLIVER BEER

 

GALERIE THADDAEUS ROPAC

 

“ Founded in 1983, Galerie Thaddaeus Ropac has galleries across Europe, in London, Paris and Salzburg, and an expanding team in Asia. Specialising in contemporary art and representing over 60 artists, the gallery supports and showcases the careers of some of the most influential artists today with a wide-ranging programme of over 40 exhibitions each year across its five extensive and historic gallery spaces. ”

引用元:GALERIE THADDAEUS ROPAC about

 

このギャラリーには60人ほどのアーティストが所属している。

https://ropac.net/selected_works/tom-sachs

 

その中の一人 TOM SACTOM SACHSがこの春に新宿オペラシティーで個展を開催する。

 

「ティーセレモニー(=茶会、茶道)」

 

“ 現代の資本主義社会へのアイロニーとユーモアが共存する奇抜で力強い造形作品によって、世界的に注目を集めるニューヨーク在住のアーティスト、トム・サックス(1966- )。本展は、独自のまなざしで日本の文化を見つめ、深いリスペクトを向けるアーティストが、ティーセレモニー(茶会、茶道)に取り組んだもので、2016年にニューヨークのイサム・ノグチ美術館で開催され、好評を博しました。日用品や工業用素材で作られた茶碗、釜、柄杓などの茶道具の数々。水屋、茶室、池なども配され、現代の日用品と「茶の湯」が出会う、ユニークで斬新な展覧会です。外国人アーティストの目に映る、真新しく、しかも楽しい日本の姿は、私たち日本人が見落としてきた価値観や世界観にあらためて気づかせてくれる貴重な機会となるでしょう。多様な価値観の共存が求められる今日、異文化交流の新たな可能性を提起します。”

引用元:東京オペラシティ アートギャラリー

 

ps: この解説なら読んでも少し分かる気がするめ。で、グッズ欲しいかも。

VNH / SOLO SHOW

 

EDITH DEKYNDT

 

THE LARIAT

 

29 JANUARY – 23 FEBRUARY 2019

 

VNH GALLERY
108 RUE VIEILLE DU TEMPLE
75003 PARIS / FRANCE

 

http://vnhgallery.com/exhibitions/

現代美術のトーシローの私にもこの展覧会には何かを感じた。

解説を翻訳機で日本語にしてみると、

 

そのような自然の概念を配置するエマーソンやソローの先験論や哲学など、米国では19世紀に出現する精神的、哲学的運動に触発され、彼らの中心部に、またはより正確に荒野、質問, EDITH・DEKYNDTY は、展覧会の主なテーマを考えて自然主義的を作ることを選んだ.ドイツのロマン主義またはアレクサンダー・フォン・フンボルトの著作に触発されたエマーソンのための精神との交わりの最初の場所、その後、ソローのための文化や社会から不可分で、はるかにあいまいなレポートが適所に置かれることになります: アイデア保護され、保存する必要がありますが、領土の征服の19世紀の半分の現代的な論理の中でもマスターと占有する必要があります素晴らしいと壮大な自然の。それは確かに、世界の工業化に直面して自然を保存する最初の概念を浮上した米国の東海岸にあります。

 

う〜ん理解しょうとするとますます分からないのですが、その展示された事柄になぜかとてもセンスの良さを感じました。
その私の感じた瞬間感触の一端を動画に編集しました。一ミリ伝わると良いのですが。

 

VNH / SOLO SHOW   EDITH DEKYNDT

EDITH DEKYNDT

THE LARIAT

つづく。
画像・文 初代選曲家 桑原 茂→

 

<情報>

“マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp、1887年7月28日 – 1968年10月2日)は、フランス生まれの美術家。20世紀美術に決定的な影響を残した。画家として出発したが、油彩画の制作は1910年代前半に放棄した。チェスの名手としても知られた。”

引用元:Wikipedia


 

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Profile

  • 桑原 茂一

    初代選曲家、毎週金曜日夜11時Mixcloud PirateRadio(海賊船)、 創刊1988年 free paper dictionary編集長