Look Book Cook Records No.43

ヒロ杉山さん主催の展覧会
ART&ZINE 探訪記 
表現の自由 とは?

8.7, 2019

桑原 茂一
  • art&culture
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“ 彼は私と、まずその目でセックスした ”

 

“ 愛するのに理由が必要? ”

 

“ 恋をしていないとき、私は醜くなる ”

 

ブリジット・バルドー名言集より

 

最初に目に飛び込んできた作品が「 B・B 」(ブリジット・バルドー)だった。

無題: YOKO KAWAMOTO 作
よく見ると作品名は「無題」と書いてあるので、私の思い違いかもしれません。

 

ブリジット・バルドーは、フランス・パリ15区出身の女優、ファッションモデル、歌手、動物保護活動家である。頭文字が B.B.であることから、
同じ発音で「赤ん坊」を意味するフランス語 bébéとかけて「BB」が愛称となる。

引用元:ウィキペディア

 

当時 SEX・シンボルと呼ばれた女優「 B・B 」は、こんな曲も歌っていた。

Brigitte Bardot sings [‘L’appareil a’ sous’ 1963 ]
https://www.youtube.com/watch?v=tMCfnLAKRl8

 

「 B・B 」を検索すると突然半世紀後の「 B・B 」の画像に腰を抜かした。
「 B・B 」は節目節目にプロポザールする常に戦うイメージの女性ですが、今回の「 B・B 」は人種差別的発言でもん議を醸し出しているようです。

 

以下の画像は似顔絵スケッチアプリ使用済み也。

もちろんこちらも「無題」です。B・B ではありません。

 

「無題」と言えば、時代劇でお姫様を悪人が手篭めしようとすると、姫はこう言います。

 

“ そんな、ご・むたい、はおやめください ませ ”

 

間違えました。「た」に濁点が無かったようです。

 

因みに「お姫様」を「平和の少女像」に変換して読んでみることも実に無題です。

 

時代劇のまんまの日本で「平和の少女像」を悪代官が手篭めにしようとすると「平和の少女像」はこう言います。

 

“そんな、ごむたい、はおやめください ませ ”

 

さて、この展覧会のフライヤーがこちらです。

この展覧会で私が購入したZINEは以下になります。

改めて作品を紹介しましょう。
まずは入り口でみそめた「B・B 」作品の作家、YOKO KAWAMOTO さんの作品から、

あの映画「パリス・テキサス」を始め、数々の作品で常に渋い役柄を演じる Harry Dean Stanton (向かって左側)によく似た男性に目を奪われた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ハリー・ディーン・スタントン

リー・マービンをZINEの表紙にキャスティングするとは、素人の仕業ではないな。
リー・マーヴィンは、アメリカ合衆国の俳優。ニューヨーク州ニューヨーク出身。
見事な銀髪と、193cmの長身で強面の風貌をいかして、アクション映画を中心に活躍したハリウッドスターである。

引用元:ウィキペディア

 

この作品は座ってますが、背が高いのですね。確か、「殺しの分け前」とかタイトルが60年代風でカッコいいよね。
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/814yBAPocAL._SL1500_.jpg

 

YOKO KAWAMOTO https://www.instagram.com/kawamoto__yoko/?hl=ja

川元陽子さんの作品との出会いは今回が初めてです。
このZINEのキャスティングは映画好きには堪らないでしょうね。
「無題」を二点紹介させていただきました。

鍵元涼:
http://ryokagimoto.com/index.html

この方も今回初めて出会いました。小説の挿絵を書いているようです。
私の部屋にあるJean Cocteau の「 RPHE’E 」の映画のポスターに貼って窓から吹く風に任せて撮影したのでご容赦を。

河村康輔作品

 

見る角度で作品を変容させるエフェクト仕込みのコラージュに悩殺された。
偶然にもこの展覧会訪問の翌日に「代官山ティーンズ・クリエイティブ」で彼のワーク・ショップをコーディネイトさせてもらったのだ。
https://daikanyama-tc.com/artschool/182

 

” 絵が上手に書けないコンプレックスから始まったのがコラージュなんです。”

 

この発言に、この日集まった10才から25才までの学生に勇気を与えたのではないか。
20年以上続けているコラージュの手法を
学生たちの前でライブで見せる河村さんの揺るがない手つきに誰もが感動した。

 

“ハードコアバンドも大好きで聴いてます。
週末は広島でライブ・ペイティングです。”

 

TO FUTURE GIG 2019 2019.8.6
live art : 河村康輔 #tofuturegig2019

 

まさに自由な表現こそコラージュの魅力なんだと改めてコラージュを再認識した。
楽器が弾けないからといって音楽を表現することを諦め無かったDJのクリエイティブが音楽シーンを活性化させたように、
時代のキーワードは「 誰にでもすぐ出来る」ムードだ。
とはいえ、どのジャンルもクリエイティブの奥行きに終着点はない。
新しいものは古いものより強いというが、恐ろしいスピードで日々価値観は変容している。
しかしその変化に気づくにはやはり現場検証体感以外には無いのだ。

 

真実を知りたければ、 HILLS ZINE MARKET 2019 ART&ZINEへ 「あいちトリエンナーレ2019」へ

 

『書を捨てよ、町へ出よう』寺山修司のこのメッセージこそ今必要なのかもしれない。

渋谷のDIESEL ART GALLERYでの大竹彩子の個展「COSMOS DISCO(コスモス・ディスコ)」(822まで開催中)では、
油絵の作品が初日でソルドアウトになるという沸騰中の大竹彩子さんのZINEを(写真本)二冊購入した。
今回のZINEはコラージュ系。

 

情報:12月10日発行のFREE PAPER DICTIONARY で大竹彩子特集を予定しています。

なんと嬉しいことに、今朝、大竹彩子さんから写真本の新刊がお手紙付きで届いていた。
お手紙とは粋なことをする方だ。アートは人間の魅力です。

 

新たな展覧会が始まったようです。
ロンドン芸術大学を卒業後、多彩な活躍で脚光を浴びる大竹彩子。アートアンリミテッド2回目の個展は、荒川+ギンズの三鷹天命反転住宅の色彩がテーマ。
実験的な住宅を斬新な視覚で切り取り、世界各地の画像とで構成した新刊写真集『FINDER』 からの新作写真と新作のペインティングを展覧します。
8月1日〜9月21日(土)FINDER / SAIKO OTAKE
ギャラリー・アートリミテッド
http://www.artunlimited.co.jp/current/

この展覧会の主催であるヒロ杉山さんのZINEを二冊購入しました。

 

作家は時代とどう向き合うか?
ヒロさんは表現の技法もそうですが、次へ!常に挑戦的だと思います。そして根底には人間への愛が溢れています。
ヒロ杉山さんの人間性に私はずっと心酔しています。

このお面に映像DVD-Rを貼り付けてfree paperdictionary年末号としてフリーで配布した。
あのパフォーマンスが懐かしい。

 

タイトルは「8 Million」
「 それは8,000,000。日本には「八百万(ヤオヨロズ)の神」がいると言われています。山や木や海やさまざまなモノに神が宿り、無数の神がいるという考え方です。世界中で起きている宗教戦争に対して、エンライトメントがかかげたアンチテーゼ的作品集です。」

 

ニューヨークでの展覧会時の作品だと聞いています。
ヒロ杉山さんの平和への願いはあの頃も今変わらない。me to.

 

註釈:ここまでの作品画像には余計なものが混在していますがけしてコラージュしているわけではありません。悪しからず。桑原談

タイトル「HEAVYMETAL」 永井誠治 作品

永井誠治作品

 

旧知の仲でもある永井誠治の個展 2「HEAVYMETAL」のオープニングに原宿の 「vacant」 に伺いました。
ありがたいことに昨年の12月10日発行の 「free paper dictionary」では、
最初の永井作品を紹介させてもらいました。
ほぼ半世紀のつきあいで、これまでも展覧会をやって欲しいサインは送っていたのですが、
ようやく念願が叶ったのです。
当日のオープニングではゆっくり見れなかったので何度か通うつもりですが、
今回の個展は前回以上にテーマも含めより永井誠治の世界のような気がします。

” なんという慈愛に満ちた美しい笑顔なんだ。”

 

この展覧会の初日は故島武実とのお別れ会でもありました。

 

sage曰く、今回の個展の発露はソウルメイトの島武実との約束を果たす為だったとのこと。

 

たくさんの人に愛されていた島ちゃん。
きっと満足していることでしょう。

通常の葬儀と異なり参拝者のみなさんが笑顔でリラックスしていて柔らかなオーラが流れていた。
こんなお別れ会が私たちにはしっくりきます。
そろそろ葬儀のあり方も変わってもいいのかもしれませんね。

 

黙祷。

この画像はもしかしたらNGかもしれませんが、同じく古くからの友人たちなのでご容赦を。

 

最近島ちゃんと友人になったという藤原ヒロシと元プラスティックスのメンバー同士の立花ハジメ。
二人が島武実のお別れ会の為に演奏しました。

 

二人が選んだレクイエム曲は、
私がプロデューサーだった時代の「メロン」ファーストアルバムより、

中西俊夫・作詞・作曲「Do You Like Japan 」
https://www.youtube.com/watch?v=75pqYmdiXNc

この曲が流れた途端亡くなった、島ちゃんだけでなく、トシちゃんや佐久間くんの記憶が浮かんだ。

 

私にとっても特別の曲です。

 

歌詞の中でこのフレーズがリフレインします。

 

Do You Like Japan  Yes or No

 

あの時も今も、私は答えに窮してしまいます。

 

人と人の繋がりが人生のすべてだとは考えていないが、

 

そこに「 幸福 」の尺度が存在していることだけは間違いない。

 

お別れ会は いったい誰のものなのだろうか?

 

残されたものたちの絆が深まること。そこが大事。

 

友情という言葉と同義語は信頼。

 

信頼は植物との関係に近いかも。

 

ちゃんとお水をあげなきゃ笑顔が生まれない。

 

ご冥福をお祈りします。

 

スマイル。

永井誠治作品

 

私の勝手なタイトルは「スマイル」

この作品に永井誠治の情緒のすべてがあるように思った。

 

VACANT

Exhibition:

HEAVYMETAL / Seiji Nagai

https://www.vacant.vc/

 

LOOKBOOKCOOKRECORDS第43回目の音楽選曲はこちらから。
ほぼ毎週金曜日の夜11時海賊船PirateRadioは出航します。

 

https://www.mixcloud.com/moichikuwahara/
文・画像 初代選曲家 桑原 茂→

http://freepaperdictionary.com/


 

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Profile

  • 桑原 茂一

    初代選曲家、毎週金曜日夜11時Mixcloud PirateRadio(海賊船)、 創刊1988年 free paper dictionary編集長