今日は何を纏って走ろうか Vol.1

35㎞地点の沿道で手を振る仲間の笑顔が見える。重くなっていた足の気怠さを忘れ、私は笑顔になる。
大人になるにつれ体を動かすより楽で楽しいことはたくさんあった。それでも私が“走る”ことを始めたきっかけはなんだろう。

1.30, 2019

Maiko Yoshida
  • lifestyle
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私は小学生から高校の卒業までバスケ部に所属していた。
末っ子でお気楽なO型の私はとにかく練習が大嫌いで、
小学生のころから常に練習をサボる理由を探していた気がする。

 

だけれど、今は親友で毎日飼っている猫の写真を送りつけてくる彼女は、当時の女バスの部長であり、めちゃくちゃ怖かった。
真面目な彼女はサボる私を許さなかった。
あとは運動神経が良かったおかげで、試合でちょっと目立てるのが好きだった。

 

そんな10年というスポーツ歴があったのだが、
大学で軽音楽部に入部しバンドを始め、お酒を覚え、
就職し仕事に追われる日々の中で、身体を動かす機会など微塵もなくなった。

 

多くの人はそうだと思う。

 

プヨっとしてきた身体や運動不足に焦りを抱えつつも、
スポーツを始めるキッカケを作るのがなかなか難しいのだ。

 

ジムに通い始めても、3ヶ月も経てば会費だけを払うだけになってしまう。
そんな話は私だけじゃないはず。
(その後1年ほど、無駄にお金を払うだけとなる…)

 

 

しかしある日突然電話が鳴ったのは、アパレル系の会社で働き始めて3年目のこと。
部署イチのイケメン上司が私宛に電話とは何事かと緊張が走った。

 

 

「吉田さん、フルマラソン走る?」

25歳12月。
わりと簡単にキッカケは訪れる。

 

実はその話の丁度1年前くらいから、ランニングの楽しさに気付き始めていた。
グループでのランニングのイベントに参加したのだ。

 

ランニング=しんどい、つらい

 

90%の人がこのイメージであるように、私もまた然り。
しかし、仲間とぺちゃくちゃとお喋りしながらアーバンな東京の夜の街を駆け抜けた日
私は久々の高揚感を覚えた。

 

 

あぁ、身体を動かすってこんなに楽しいことだったのか。

とはいえ、そこからも月に2回、5km程度を走るチビチビとしたランナーだった。

人と一緒でなければなかなかやる気も起きないし、

一番のモチベーションといえば終わった後のビールだった。

(これは別に走っていない日もだけど…)

 

 

そこに突如やってきたフルマラソン。

しかもよくよく聞くと、3ヵ月後の名古屋ウィメンズマラソンとのこと。

 

3ヵ月の猛練習は始まった。

あの頃の私は何に突き動かされていたのか…

沢山理由はあれど、結局は何かを変えたかったのかもしれない。

 

初めてのフルマラソンについてはまた次回。

【最近のランニング】

2018年の最後に、所属するランニングチームのクルーと走り納め。

風邪を引き、実はリポDとカコナールを飲みながら走った。

日比谷から浅草、スカイツリーをぐるっと経由の25kmラン。
このニットキャップは先輩から譲ってもらったお気に入り。
NYCの刺繍パッチがイケすぎている。

Profile

  • Maiko Yoshida

    フリーランスのスポーツモデルとして活動。
    フルマラソンやトライアスロンの大会への出場や、ランニングイベントの開催を行う。
    TOKYOを代表するランニングクルー「AFE」に所属し、
    今のTOKYOらしいカルチャーとしてのランニングの発信をしている。
    スポーツだけではなくファッション、アートなどの活動も行う「何でも屋」。