秋のいろ

季節の移り変わりをなんとなーく感じながら、なんとなーく過ごす日々で、目にしたこと、ふと感じたこと。

9.20, 2018

エディター/ライター:松本 昇子
  • essay
  • fashion
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ベージュとカーキ、ネイビーのはなし

秋が来た。

朝晩は、すこし肌寒いくらいね。

空気もからりとしていて、いい風も吹いていて、続いていたからだの不調も、気付けばすっかりよくなっていた。

 

実家の母親から「おじいさんが、いのししと戦って、今年も栗をゲットしました」というLINEが届いた。

おじいちゃんは野菜を育てていて、母はそれを見繕って、東京でひとり暮らしをしているわたしに時折送ってくれる。

手入れが大変だからと、どうやら大きな栗の木は、先日切ってしまったらしい。

だから今年の栗は、とっても貴重なものになってしまった。

届いたら、栗ごはんにするんだ。

 

秋は食べ物もそうだけど、いろんなものが色濃くなっていいなと思う。

駒沢公園の草木も、すっかり茶色くなっている。

あの子の家に行く途中の銀杏並木も、そろそろ色づいてくるんだろうか、とか考えてみてる。

待ちゆく人の装いも、やっぱり季節に合わせてだんだんと秋めいてきて、みんな季節に素直でとってもいいね〜と思ったりする。

 

クローゼットにしまっていたニットやアウター、展示会で届いたあれこれを整理していたら、手もとにあるのはくすんだアースカラー?って言うのかしら。

地味なやつばっかりだったことに気付く。

ニットは白かベージュか、ブラウン。

アウターはカーキか、ネイビー。

図らずも、ワークテイストのものばかりだ。

でも、きっとそれが落ち着くんだな。

保護色。

秋の景色に、自分がしっくりと馴染むようにできているのだ。

 

ワークウエアは秋に特に似合う、と思う。

 

 

 

2018 AUTUMN & WINTER Dickies × Sonny Label

アメリカが誇るワークカジュアルブランドDickiesにスペシャルオーダーしました。

 

Profile

  • 松本 昇子エディター/ライター

    愛知県出身。雑誌やカタログ、書籍、WEBサイトなどの編集、執筆、ときどきコピーライティングも手がける。