贈り物は突然に。Vol.10

例えばゴトウにとってのサンタクロースになりたい。

人間には「欲」というものがある。食欲、睡眠欲、性欲、そして実は「相手に贈り物をする」という行為も、“あの人の人生に関わりたい”という欲の1種ではないのかと思った。

12.7, 2018

Columnist:Aya Matsuo
  • lifestyle
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そろそろ街にクリスマスムードが漂い始めてきた。

もちろんクリスチャンでもないし、サンタを信じる年頃でもない。

それでも赤と緑の組み合わせや、楽しげなクリスマスソングを聞くとそれなりに心がウキウキしてしまうほどには、まだ心はすれていないつもりだ。

 

さて、サンタ(及びサンタ的な)からのプレゼントなどあげももらいもしなくなって久しいが

今年は気まぐれにサンタ気分で誰かに贈り物をしたい。

 

サンタ(及びサンタ的な)からプレゼントをもらってしかるべき人物とは誰だろう。

 

まずはお利口にしていた子供達。

感謝を込めたい愛する人。

 

もしもそれ以外に贈るなら誰だろう。お利口さんで感謝を伝えたい友人か。

 

そういえば今年はゴトウにお世話になった。

パソコンのデータが飛んだ時に深夜まで相談及びアドバイスをくれたのもゴトウだし

仕事で落ち込んでいる時に深夜まで共に飲んでくれたのもゴトウ。

意味もなく眠れない夜にSNS越しに相手をしてくれたのもゴトウ。

主に深夜にしか世話になっていない気もするけれど、サンタさんは寝静まったころにやってくるらしいから

深夜友達のゴトウはちょうどいいかもしれない。

 

さて、友人にあげるクリスマスプレゼントって割とハードルが高いことに気づいた。

パーティなどで「プレゼント交換」ならいざ知らず、特に一緒にイブを過ごす予定もない友人には何をあげるべきか。

 

ちなみに「プレゼント交換」用の場合は、どうしたってネタに走る。

ギリギリもらって嬉しいような困るような、そんな品物を用意するのが好きだ。

 

…いやいやネタ系のプレゼントをいきなりされるのもゴトウが困るだけだな。

かといって高額なものも「なぜ…お前からこんなものを…」と困惑される気がする。

だから予算は3000円くらいかな。

 

というわけでここはひとつ初心に帰って<クリスマス>ぽいものを贈ろう。

 

決めた。

赤い靴下を贈る。

 

なんでもコットンの落ち綿(未利用繊維)だけを使ったものらしく、履き込むほどに味が出るらしい。

普段は黒やグレーの靴下ばかり履いているゴトウに、なんともクリスマスらしいプレゼントじゃないか。

 

クリスマスに会う予定もない友人からの突然の贈り物。

しかもなぜか赤い靴下(気まぐれプレゼントだし、あえてメッセージカードも何もつけないつもりだ)。

ちょっと戸惑いつつも赤い色にその意味を見出してにんまりしてくれるんじゃないかな。

(来年緑色した靴下が届きそうな予感もありつつ)

メリークリスマス、ゴトウ。

 

▽赤い靴下でサンタになってみたい人はこちら

ギフトサイト musve

 


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Profile

  • 松尾 彩Columnist

    フリーランスのエディターとしてファッションからアウトドアまで幅広い雑誌・ムック・カタログなどで活動。現在はコラムニストとして主に旅紀行を執筆。小学館kufuraにて旅エッセイ「ドアを開けたら、旅が始まる」連載中