~On The Road~ 車の生活 Vol.5

どんな車で生活しているのか【DIY:夏の日の2015編】

家に住むことを辞め、
車で生活するDJ河合桂馬のVanlifeダイアリー。
(第5話) どんな車で生活しているのか
【DIY:夏の日の2015編】

12.26, 2018

DJ:河合 桂馬
  • lifestyle
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前回のVol.4【車選び編】では、神様からハイエースを授かり、車中泊を始めた経緯をお伝えした。

Vol.5の今回は、バンライフ快適度アップの為に、DIYで作成したベッドについて書くことにする。

 

起きて半畳、寝て一畳

 

執筆時現在2018年12月24日、クリスマスモードMAXの世間とは真逆の温泉施設にて、ちゃぶ台にパソコンを置き、畳に敷いた座布団にあぐらという純和風スタイルでこの原稿を書いている。

 

「起きて半畳、寝て一畳、天下取っても二合半」

 

という日本の格言がある。
人は、起きている時は畳半分、寝る時は1畳のスペースがあれば事足りるし、一度の食事で食べられるご飯はせいぜい2合半だということだ。

 

1畳のサイズを調べてみると、1番大きい京間という基準で1909mm × 955mmだが、

 

不動産公正取引協議会が定めた1畳、
つまり物件情報サイトなどで表示されている1畳の大きさは、
1800mm × 900mm=1.62㎡
ということだ。

 

前回も書いたが、ハイエースは後部座席を畳むことで、
縦3000mm × 横1520mm(タイヤハウス部分を除く)サイズのフラットなスペースを荷室に確保できる。

 

一般的に、ダブルベッドのサイズが1950mm × 1400mm
なので、

 

ハイエースの車内にベッドを設置すれば、
室内天井高1.3メートル、
広さ2.8畳の寝室が完成する訳である。

 

ベッド童貞

実は、私は人生で一度もベッドを所有したことがない。

 

幼少期、埼玉県毛呂山町で2度引越し3箇所の住居に住んだが、
ずっと布団。

 

大学3年から練馬区氷川台で6年間友人とルームシェアしていた時も、
ずっと布団。

 

結婚して茅ヶ崎で2箇所の住居に住み、夢のマイホームを手に入れたが、
ずっと布団。

 

そう、私はベッド童貞だったのだ。

 

自分の部屋や寝室がずっと畳の部屋であり、幼少期からずっと布団で寝てきたので、今まで特にベッドの必要性を感じなかった。畳に布団が一番落ち着くのだ。

 

ハイエースの荷室に布団を敷いて寝たこともある。
寝ることだけを考えたら、頭上のスペースに余裕があるこのスタイルが、実は一番快適であった。

しかし、布団スタイルで寝る場合荷物が全く積めないので、キャンプ道具や音響機材を積んで移動することができない。

 

という訳で、快適なバンライフの為にベッド童貞を卒業しようと思い立ったのである。

 

筆下ろし

「ハイエース ベッド」などとネットで検索すると、
世の中には無数のハイエース用ベッドキットが販売されていることがわかった。

しかしどれも高額で、だいたい6万円前後が相場といったところだ。ベッドにそんなお金をかけたくないし、お金で解決したとしても、所詮素人童貞だ。

 

「ハイエース ベッド DIY」と検索すると、やはりハイエースのベッドを自作した人の事例が沢山でてきた。それならば自分もDIYでベッドを作成しようと決意し、ホームセンターへ足を運んだ。

 

ベッドの土台にヒノキの角材を使用し、その土台の上に、2×8(ツーバイエイト)の板を並べるだけという、簡易的なベッドを作成することにした。

 

今までに、簡単な棚やテレビ台、ラックなどをDIYしていたので、インパクトドライバーなどの基本的な工具は持っていた。当時住んでいた茅ヶ崎の自宅の駐車場にてベッド作成を開始した。

 

横幅は、ベッドがぐらつかないように、ハイエースの車内横幅1520mm に合わせ、高さは、DJ用のレコードバッグや、クーラーボックスがベッドの下に収納できる高さとした。

 

重たいヒノキの角材と格闘し、なんとか一人で土台を完成させた。

 

さあ、ついに、筆下ろしだ。

 

 

緊張しながら、

 

 

完成した土台をバックドアから車内に入れる。

 

 

が、しかし、、、

 

 

入らない。

 

 

焦るな。

 

 

初めてだから仕方がない。

 

 

もう一度。

 

 

いや、やっぱり入らない。

 

 

ちょっと待て、

 

なんということだ、

 

私は痛恨のミスを犯していた。

 

ベッド幅を車内幅に合わせていたのだが、
バックドアの開口部のほうが狭かったのだ。

 

なんでこんな単純なことに気がつかなかったんだ。

 

でもまだ諦めるな、

 

角度を変えたら入るかもしれない。

 

重たいヒノキの土台を半泣きで斜めにして再度チャレンジした。

 

 

入る訳ない。

 

 

でも一度その気になってしまったら、
簡単には引き下がれない。

 

今度は後ろからではなく横から入れようと試みた。

 

 

入る訳ない。

 

 

泣いた。

 

 

潔くやり直そう。

 

しつこい男は嫌われる。

 

せっかく完成した土台をバラし、のこぎりで角材を切り、横幅を小さくして再度組み立てた。

 

夏の日の2015

かくして、

 

夏の日の2015、

 

ベッド童貞を卒業した。

 

当初の設計から大幅に変更したベッド幅。

 

まるで別人のプロポーション

 

Ah タイヤハウス際の Angel

 

いきなり恋してしまったよ

 

夏の日のベッドに

 

2015
恋をした oh ベッドに夢中

 

キャンプ場でも、
ずっとベッド。

 

道の駅でも、
ずっとベッド。

 

サービスエリアでも、
ずっとベッド。

 

そして、自宅の駐車場でさえも、、、

出会った当初は気づかなかった。
でも、ずっと一緒にいると気になる部分もでてきてしまう。

 

こんなはずじゃなかった。

 

ズレや、歪みが生まれてきた。

 

ベッド上の高さも足りない。

 

 

普通のベッドと思っていたけど

 

BUT

 

勘違い oh そうじゃないよ

 

こんなに一緒にいたのに、、、

 

 

次回【DIY:新たなベッド編】へ続く

文・写真:河合桂馬

 


 

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Profile

  • 河合 桂馬DJ

    2002年、club青山MIXにてHOUSE DJとしてのキャリアをスタート。
    GREENROOM FESTIVALなど全国さまざまな野外フェスに出演し、日本最大級のキャンプフェスGO OUT CAMP最多出演アーティスト記録更新中。近年活動の幅を海外フェスにも広げている。TOYOTA HIACE ウェブCM、KIRIN生茶広告など多数メディアに出演中。