~On The Road~ 車の生活 Vol.18

どうやって生活しているのか? 【仕事編③就職活動】

家に住むことを辞め、
車で生活するDJ河合桂馬のVanlifeダイアリー。
(第18話) どうやって生活しているのか?
【仕事編③就職活動】

7.19, 2019

DJ:河合 桂馬
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前回執筆時に滞在していたマルタ島から、
ミラノ→ツェルマット→モントルー→ローザンヌ→ジュネーヴとまわり、現在はスペインのバルセロナにいます。

 

スイスには合計で一週間程滞在していたのですが、
かけうどん1杯¥2000、
チキンカレー1皿¥3000という鬼のような物価で泣きそうでしたが、

 

バルセロナは、ビール、パエリア、バゲット、ステーキ、デザートのセットを食べて、¥1500という天国です。

 

さて前回は、フリーランスのDJに至るまでの経緯として、まずは学生時代のアルバイト遍歴を振り返り、
最終的に新聞勧誘のバイトを通して、お金の為だけに働くことへの疑問を持てたというお話しをしました。

 

今回の話も、そんなの興味ない!と思うかたが大多数でしょうが、大学生時代の就職活動を振り返りたいと思います。

 

何故こんな過去の話しをするかというと、
僕はごく一般的な道のりを歩んできたということをお伝えしたいのです。

 

初対面のかたと仕事の話しになると、

 

「職業はDJです」

 

と伝える訳ですが、そうすると、僕がこれまでに何か特殊な生き方をしてきたように思われることが多いのです。

 

しかし、学生時代は普通にアルバイトをして、就職活動を経て、新入社員として社会人になったというごく普通の道を歩み、色々ともがき苦しみながら今の仕事に至ったということをお伝えしたい訳です。

 

ですので今回もどうかお付き合いくださいませ。

就職か?フリーターか?

Vol.1の、河合桂馬の人生年表にも記載した通り、
現役大学受験に失敗し、浪人中は代々木ゼミナール池袋校に通いました。

 

1浪を経て法政大学経営学部に入学し、浪人から解放された反動で遊びまくり、学校はほぼサボり、DJをはじめ、もっと学校をサボるようになりました。

 

その結果、1年生での取得単位は1単位。
しかもそれは、体育のアイススケート合宿授業に参加すれば誰でもとれるというお金でもぎ取った1単位であり、大学一年間で学んだことはスケートのコーナリング時のスムーズな足さばきのみという結果、
2年生に上がれず留年し、1年生を2回やりました。

 

留年にめげずになんとか学校に通い、
在学5年目の4年生になり、まわりはすでに始めていた就職活動というものに直面しました。

 

この頃DJ活動も5年目になり、クラブのレギュラーイベントでDJをさせてもらえるようになり、このまま就職をせずに、フリーターでもやりながらDJとして頑張ってやっていこうかという気持ちも少しありましたが、

 

浪人中の予備校の学費、大学5年間の学費と、現役でストレートに大学を卒業する人より2年間も余計に学費を払ってもらった挙句に、

 

「俺、フリーターになる!」

 

というのは、さすがに親不孝だなと思い、
まずは企業に勤める社会人になることを決意しました。

就職活動

さて、自分が何をやりたいのかなんてわからずに、とりあえず就活サイトに登録し、色々な募集要項を眺めていると、意外にもアパレル企業の求人があることに気がつきました。

 

アパレル企業への就職は、服飾の専門学校を卒業していないと無理なのかと思っていましたが、総合職の募集は大卒でもOKでした。

 

ファッションが好きだった自分は、これしかない!と、アパレル企業への就職活動をはじめました。

 

就職相談サイトなどで情報を見ると、とにかく色々な企業にエントリーし、面接を受けまくって練習せよ!
みたいなことが書かれていましたが、
自分は何社ものエントリーシートを書くのが非常にめんどくさかったので、

 

色々な企業の就職説明会に行き、比較検討し、
最終的に2社にエントリーしました。

 

2社とも1次面接から3次面接まで無事に合格し、
次は最終面接という状況までこぎつけました。

絶体絶命

今から12年前の出来事ですが、
1社目の最終面接のことは今でも鮮明に覚えています。

 

最終面接は社長室で、社長と自分の1対1。

 

社長は僕に一目も合わさず、
履歴書をずっと無言で眺めていました。

 

ようやく口を開いた社長から出てきた言葉は、

 

「君の魅力がよくわかんないなぁ」

 

今まで順調に面接を合格してきた状況とは明らかに違い、一言目からなんだかヤバイ状況だった。

 

僕は必死にしゃべり、なんとかアピールしたものの、

 

社長は、
「君みたいになんでも器用にこなしますみたいな人はいらないんだよね」

 

ヤバイ、終わった。

 

比較的饒舌である河合桂馬でも、
あなたはいらないと言われた次に話す言葉が全く思い浮かばなかった。

 

しかし、
この会社が第一希望であった僕の口から咄嗟にでた言葉は、

 

「とにかく死ぬ気でやるのでとってください!」

 

だった。

 

すると社長は無言で部屋を出て行ってしまった。

 

はい、やっちまった。

 

終わりだ。

 

極道じゃあるまいし、
死ぬ気でやられても意味ねぇよな。

 

自分の言動を恥じた。

 

面接が終わったと思って帰り支度をしていると、、、

 

「おめでとう〜!!」

 

と、社長をはじめ社員の人達5、6人がハイテンションで部屋に入ってきた。

 

「お前は鍛え甲斐がありそうだな」

 

という組長からの言葉を受けて、
いや、社長からの言葉を受けて、
自分が合格したことを理解した。

 

第一希望の企業から内定をもらえたので、
もう1社の最終面接は辞退しました。

 

かくして、
セレクトショップ「FREAK’S STORE」を運営する、デイトナインターナショナルに、「鉄砲玉枠」として入社が決まったのでした。

 

次回Vol.19 新入社員編へ続く

 


 

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Profile

  • 河合 桂馬DJ

    2002年、club青山MIXにてHOUSE DJとしてのキャリアをスタート。
    GREENROOM FESTIVALなど全国さまざまな野外フェスに出演し、日本最大級のキャンプフェスGO OUT CAMP最多出演アーティスト記録更新中。近年活動の幅を海外フェスにも広げている。TOYOTA HIACE ウェブCM、KIRIN生茶広告など多数メディアに出演中。