2.7mのアイランドキッチンを支える壁面収納部屋!

実際にリノベーションを行ったお宅に足を運び、気になるあれこれを聞いてみる本企画。第3弾となる今回は料理好きという観点から部屋のデザインを構築していった水沼さん宅にお邪魔してきました。

4.2, 2019

ライフスタイルメディア:DIYer(s)
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老朽化した自宅や購入予定の中古物件に手を加え、理想の姿へと生まれ変わらせるリノベーション。最近よく耳にする言葉だけど、実際のところどうなんだろう?と悩んでる方も多いのではないでしょうか。そんな悩みのタネを解消するべく始動したのが本企画。実際にリノベーションを行ったお宅に突撃取材し、部屋作りのこだわりなどを伺ってきました。3軒目となる今回は都市開発が行われ、注目を浴びている埼玉県は武蔵浦和にある水沼さん宅です。

キッチンへのアクセスを意識した1LDK部屋

ホワイトをベースに温かみのあるウッディーなカラーと、スタイリッシュさ演出するシルバーがバランスよく配置された水沼さん宅のリビングダイニングキッチン。

まず水沼さんがリノベーションを行ったきっかけは何だったんですか?

 

「リノベーションを知ったのは彼女から教えてもらったのがきっかけでした。そこから気になってショールームに行ってみたのがたまたまリノべるさんだったんです。正直、その時はまだ本当にリノベーションをするとか全然決めてなかったんです」

 

そこからリノベーションがスタートしたわけですね。

 

「もともと将来的には中古のマンションを買おうとは思っていたんです。そしてリノべるさんに行った当時が44歳だったので住宅ローンを組むなら年齢的にタイミングということもあったし、こういう世界があるなら面白そうだからやってみようかなとなりました。まずは部屋探しで2ヶ月ぐらいはかかりました」

 

11階ということもあって窓からは光がしっかりと入ります。また、カーテンは帆布を買ってきて、彼女さんに縫ってもらったお手製品なんだとか。

エリアは絞って探したんですか?

 

「自分の職場が都内なので、そこへのアクセスしやすさを考えて探したという感じですね。内見も10軒近く行きましたね。最初は1階でもいいかなと思っていたんですが、この物件の11階からの風景を見ちゃうとやっぱり高い方がいいなと。1回内見して悩んだ結果、2回目にはもう決めていました」

 

やはり決め手は上層階という所ですか?

 

「そうですね。もともとは3LDKのTHEファミリーマンションという間取りだったんです。売主さんからはキッチンが汚れてるって言われたんですけど、全部取り替えちゃうので大丈夫ですと答えたのを覚えています。買うときに気にしたのは窓からの風景が抜けてること、梁がないことですね。梁はほかの物件で見たときに頭をぶつけるまではないですが、圧迫感があった物件があるんですよ。この年代の建物だと真ん中に梁があるところが多いんですが、ここはなかったのがよかったですね」

窓際はインナーバルコニーになっており、アクセントがつけられています。また、壁に貼った木材はtoolboxで購入したものを水沼さんご自身が貼ったんだそう。

物件が決まって施工が始まったわけですが、壁はご自身で塗ったと伺いました。

 

「漆喰も彼女からの受け売りの情報だったんですよ。最初はリノべるさんに相談した時に大変ですよと言われたんですが、やっぱりやってみたいなという気持ちがあったんです。結局、自分が面白がれるかどうかで全て物事が動いたという感じがしますね。結果的に引っ越した最初の1ヶ月は石膏ボードに囲まれた工事現場みたいな家に住んでましたよ(笑)」

漆喰とのコントラストが楽しめるコンクリートのむき出し面もいいアクセントになっています。

もともと物作りはされていたんですか?

 

「物作りは好きでしたが、漆喰を塗るような経験はなかったですね。なので、漆喰を塗るにあたって一回習いに行きました。ただ、今の物件で実際にやってみましたが、二度とやらないですかね(笑)。塗り終わったばかりの頃は、“あそこが気になるから手直ししたい”みたいな気持ちもあったんですが、これでもいいかなと思えるようになりました」

水沼さんの会社で処分されるのを貰ってきたという収納棚。ただ、そのまま使うのではなく、部屋のテンションに合わせてグレーに塗り替え。さらに、足元にはキャスターを取り付けたというアップサイクル思考なアレンジ術は流石です。

壁だけでなく天井まで塗るのを考えると大変さがより感じます。

 

「最初は洗面所から塗り始めたんですが、そこは基本に忠実に塗っているんです。ただ最後に塗り始めた天井とかは慣れてるから手を抜き始めるんですよね。石膏ボードの境目があるんですけど、本当は下塗りが乾いてないうちにその境目にグラスファイバーのテープを貼るんです。でも、乾いてから貼ったほうがやりやすいと気付いて手を抜いたら、結果割れました(笑)。あとはとにかく養生はちゃんとすべきですね。仕上がりももちろんですが、後片付けが俄然楽になります」

こちらがその洗面所。造作された洗面台など一つ一つこだわりを感じさせます。

漆喰にしてみた感想はいかがですか?

 

「漆喰はとても色味が良くて表情もあるので、あまり汚れが目立たないのが気に入っています。壁紙だとなんか黄ばむ感じがするんですが、漆喰はその感じが弱い。住み始めて4年目に突入しましたが、いまだにきれいな状態を保っていると思います」

 

話は変わって、部屋の中央にある大きなアイランドキッチン。こちらを選んだ理由は?

 

「趣味が料理ということもあって、リノベーションするなら大きなキッチンが欲しいって願望があったんです。最初は3mが希望だったんですが、市販品であるものが2.7mのものだったのでそちらでお願いしました。あと、当初はペニンシュラタイプのキッチンでもよかったなと思っていたんですけど、アイランドタイプにしたことでどこからもアクセスしやすいのは結果的によかったです」

キッチンスタジオを彷彿させるサイズ感。ここまで広いと魚を捌くなどの大掛かりな調理を楽に出来てしまうんだそう。

キッチン後方にある調理器具もかなりの数ですね。壁面収納もDIYされたそうですね。

 

「調理器具も気付けば増えていますね(笑)。壁にレールを設置してもらっていたので、そこに合わせて構造用合板をカットして取り付けました。ただ、実はこの物件は天井が低いんですよ。なので本当は余裕を持たせたかったんですが、収納するものに合わせて必然的にこの棚の位置となりました。ほかにもダイニングテーブル、ソファ前のテーブル、デスクも脚と天板は購入して自分で組み立ててますね」

スチールラックはコスパがいいとのことで水沼さんのオススメ品。収納にはバンカーズボックスをはじめ、IKEAのオーブンウェアや雑貨屋で購入した木箱を活用されています。

DIYという点でお部屋を見ると作業スペースも印象的でした。

 

「当初の予定はベッドルームと作業スペースが直接アプローチできるようにドアをつけようとなったんですが、つけちゃうと収納力が減ってしまうのもあったので結果的に今の形で作業スペースができました。ここのアイデアも含めてリノべるさんの提案が本当によかったんですよね。この作業スペースを活用して、ベッドルームのウッドブラインドを囲っている木枠やドアをもうちょっと光沢感のある色に塗り直して、レトロな感じにしたいなと思っています。あと、ベッドルームの収納に普通のプラスチックケースを使っているんですが、何かテコ入れしたいなというようにやりたいことは多いですね」

コチラがその作業スペース。「いざ作業すると物を動かしながらになるので、もうちょっと広くしてもよかったなと思ってます」と水沼さん。

ほかにお部屋でこだわった所はありますか?

 

「床材ですね。アカシアという木種にしようと思っていたんですが、幅が広いのがなかなかなかったんです。床材は幅広い方が高級感が出るので慎重に選びました。あとはできる限りプラスチックを使わないようにしています。どうしても必要なものなので、使わなきゃいけないところには使っていますが、素材としては木と金属とガラスが基本になっています。やはりメンテナンスもしつつ長く使えて壊れにくいという安心感があるんですよ。あと、どうしてもプラスチックは使ってると汚れていく印象がありますね」

そのアカシアの床材がコチラ。確かに高級感のある仕上がりとなっています。そして、先ほど話にも上がったウッドブラインド。ここからどのように変わるのか楽しみですね。

このお部屋を売るとか貸すなどの構想はあるんですか?

 

「愛着がすごく沸いてしまっているので、今は考えていないですね。自分の家だなって感じは最初からするんですよね。実を言うと漆喰を塗り始めた時はなんてことを始めたんだって思ったんですが(笑)。それぐらい大変だったんですけど、出来上がって見たらやっぱりよかったなって思いました」

 

その自分の家が出来ていく感覚を楽しめるのがリノベーションの魅力ですか?

 

「一般的な新築マンションだと大体同じ間取りなのでそんなに新鮮味はないんですよ。賃貸の部屋と変わらない印象。その点、リノベーションすることによるインパクトは大きく魅力的です。この家も初めて来てくれた人は歓声を上げてくれるので嬉しいですよ。すごく悩んだというよりは軽いノリで楽しめたのがすごくよかったんだなと思います」

 

奥に見える鉄網のスライドドアも水沼さんお気に入りのポイント。網自体はホームセンターでも見かけるものでも、ドアとして造作するとそれなりのお値段になったんだとか。

最後に今後リノベーションを考えている方に何かアドバイスがあったら教えてください。

 

「本当に些細なことなんですが、電源の取り口だけはしっかり考えた方がいいですね。ここに作っておけばよかったと思って、増やしたいとなってもDIYではなかなかできないので…。多めにとっておいて損はないと思います」

自分が面白がれるかどうかで全て物事が動いたという水沼さんのリノベーション物語。週末はこの大きなキッチンを使って料理をもてなすなどして、ご自宅を楽しんでいるそうです。自分の描く理想の空間に住みたいと考えている方はぜひリノベーションという暮らしの作り方に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

SPECIAL THANKS

https://www.renoveru.jp/

 


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