アーバンママの
(どうでもいい)ご飯の話 Vol.1

なにがなんでもラクしたいし、
調味料はそんなにいらないのかもしれない 前篇

美味しいものは大好きだし、素敵なレストランにおしゃれしていくのは最高ハッピーだけど、自分のために作る料理は、はっきりいってどうでもいいが基本。とにかく「めんどうくさいこと」が嫌いなアーバンママの料理の話です。

2.26, 2019

スナックアーバンのママ
  • food&liquor
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こんにちは、アーバンのママです。実はわたし、料理がけっこう好きなんです。でも、めんどうくさいことが死ぬほど嫌いなんです。

 

たとえば(唐突だけど)一番キライな家事は、洗濯物をたたむことなんですが、この「たたむ」に行きつくまで洗濯機2回は回すんですよ。それで、もうたたまないとまずいって状況に追い込んで、自分を奮い立たせて、命からがらにたたむんです(おおげさ)。でも、みなさんお気づきですか。なんとそのあと、我々には「片付ける」っていう行為がでてくるわけじゃないですか、そこでまた挫折があるわけです。だから洗濯を洗って干して取り込んでたたんで片付けるのが1日では決して終わらないんです。

 

信じられないですよね。

こんな洗濯ひとつとっても、やることが多くてげんなりするんです。

アーバン名物シャウエッセンクミン焼きそば。同じ色の素材が合うということは、尊敬する料理研究家の内田真美ちゃんに教わった。

これは料理に関してもまったく同じ気持ち。

わたしが得意なジャンルっていわゆるエスニックなんですね。基本はタイ料理と中華料理、あとはインドやそれっぽい周辺各国料理とか。で、エスニックって異常に調味料や素材が豊富なんですよ! ぜんぜんシンプルに作れない。やることがすごく多いんです。

 

じゃあ、どうやって作るかと言うと、いかにラクしてつくるか、どうやったら余計なことを省いて効率的に進められるか、めっちゃ考えるんです(笑)。よく段取りがいいって褒められることが多いんですが、違うんです、ただただラクしたいんです。早くすべてを終わらせたいんです。

 

そんなわたしが日常的に家で作る料理はやばいです。簡単すぎてレシピにすらできない! 世の中のだいたいのひとには役に立たないかもしれませんが、この連載ではそんな料理の話をしていきたいと思います。

注意)文中に唐突にレシピがでてくるのでわかるように(レシピ→)と表記しています。そして写真と本文にはあまり互換性がありません。

大量にたこ焼きを食べたいがゆえに、タコと一緒にはんぺんを入れて罪悪感を減らしている。

前置きが長くなりました。今回はこれだけあればなんとかなるんじゃないかという調味料の話です。

料理は趣味なので、我が家の冷蔵庫は調味料であふれています。こまったことに旅行も趣味なので、市場にいってはなにか買い、現地スーパーにいってはなにか買い、そして始まる無限増殖、まじで怖すぎて開けられない泥色の呪術的サムシングとか、どうしたらいいでしょう・・・(捨てたらいい)。

 

で、じゃあさ、結局どの調味料だけあれば事足りるの?ってことですよね。

これ答えを出すと、家にあるものがほぼいらない現象になりそうですが勇気を出して考えてみますね(大げさ)。

カニカマ、ポテトサラダ(市販)、ウインナーなんかが入ってるジャンク春巻き。

まず絶対に必要なのがナンプラー。

 

よくナンプラーって、買っても絶対あまっちゃうってひといるじゃないですか。ああ、なに言ってるんですか! あれ、実はエスニック料理以外の何に使ってもいいんですよ。ただポイントは全部ナンプラーで決めようとすると味がブレるっていうこと。んん、なんだろ、いってみたら出汁。出汁や旨味を足すって思うと、使いやすいかもしれません。

 

たとえばこれけっこう驚きなんですが、キムチを使った加熱料理にちょい入れするとぐっと美味しくなります、豚キムチ炒めとかキムチ鍋とか。キムチを炒める(キムチ鍋も最初にごま油でキムチを炒めると美味しい)ときにちょっと足すだけ。試してみてください。

いんげんと椎茸の炒めもの。味付けは漬物に頼っている。漬物は調味料として使い勝手が良すぎる。

それからトマト系も合います。よくやるのは(レシピ→)、厚手の鍋(ル・クルーゼとか)に油をひいてあまってるホールスパイスを適当に入れて点火、スパイスの香りがしてきたら、ざく切りにしたセロリを一緒に炒めて、トマト缶とスペアリブをいれて煮込む、っていう、通称ごった煮なんですが、これもナンプラー入れるのポイントなんです。基本は塩でナンプラーもちょろり。

 

で、このごった煮はクスクスと食べるとめっちゃ美味しいです。クスクスは(レシピ→)1.5倍の熱湯と大さじ1ぐらいのオリーブオイルとちょっとの塩をいれて混ぜておいて、適当な皿で蓋して10分ぐらい放置しといたらいいですからね。

 

それから(レシピ→)、米酢と砂糖とあまってるホールスパイス(出た! だって余ってるんだもん!)と乾燥唐辛子を鍋に入れてグツっとさせて、ナンプラーと塩で味を調整して、タッパーにあつあつのマリネ液と大根とかきゅうりとか味がしみそうな野菜をいれて放置しておくと、あっという間にエスニックピクルスになります。もう少しちゃんとお伝えすると、スパイスはクローブとかコリアンダーとか粒胡椒とか合いますよ。まあ、なければなんでもいいんだけど。

思いつき料理の牡蠣とわかめと生姜の春巻き。春巻きはだいたい裏切らない。

そして、ナンプラーと同じくらいよく使うのがオイスターソースです。オイスターソースの万能感、ハンパない!

 

で、ここでの一押しは、ナンプラーとの半々使い。覚えておきましょう「オイナン1:1」は最強比率。

 

たとえば、通称アーバン焼きそばと呼ばれる最高の焼きそばがあるんですが、(レシピ→)フライパンで具材(菜の花+豚肉、スナップエンドウ+海老、キャベツ+イカ、だいたい2種類でOK)を炒めて、そこに袋の上から揉んでほぐした麺をどかっと入れて、「オイナン1:1」にちょっとの砂糖(こくがでる)で炒め合わせるだけ。水をいれて蒸す必要は特にありません。

 

あ、いまちょっと大事なことを言いました。焼きそばの具は、シンプルであるほどツマミ化します、これマジ。最近は椎茸だけのオールブラウン焼きそばとか、やばいですよ。色気を出さず、無駄な具は淘汰していきましょう。

具が椎茸だけのオールブラウン焼きそば。驚くほど「これでいいじゃん!」感が強いからぜひ試してください。

それからもちろん、野菜を炒めるのにも「オイナン1:1」は神仕事をするんですが、おすすめはいんげんや菜の花、アスパラとかブロッコリーなんかもいいですね、しっかりした歯ごたえの野菜が合う気がします。そしてですね、ここで重要なのは「硬めの野菜は強火で焼き付けるように炒める!」こと。一回茹でるとかって、めっちゃめんどくさくないですか? もち中華鍋じゃなくてテフロンのフライパンで十分です。あまり動かさずに、すこし焼き色がつくぐらいまでじっくり焼く。そして野菜は1種類で十分ですからね(しつこい)!

 

どうもわたしたち、料理はたくさんの種類を使わないといけないミックス信仰が強いじゃないですか、でも、そんなことは決してないんです! 彩りなんて気にする必要ありません(強気)! どうせ食べるのは自分だし(笑)。

菜の花だけのオイナン炒め。美味しいにキマってるビジュアル

というわけで、まだまだ話したい調味料のことは後編へ・・・。

 


 

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Profile

  • スナックアーバンのママ

    四谷三丁目の会員制スナックのママです。ことしで9年目。最近ハマってる料理は中華粥、ほぼ週3で作って食べてます。