永遠のシグニチャー

we are the Champion lover!!

10.30, 2018

Columnist:Aya Matsuo
  • fashion
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確か中学生になりたてで、<おかんが勝手に買ってくる服>が着たくなくなるお年頃になったとき。少ない小遣いの中で買えるものの中で一番かっこいいやつを探しにチャリでちょっと離れたモールに行った。なんでかというと近所にはおかん御用達のスーパーのダサい服売り場しかなかったからね。

 

意気込んでおしゃれそうな店をのぞいたものの、おしゃれに目覚めたての中学生には派手な柄物や当時流行っていた穴あきジーンズを手に取る勇気もなく、かと言ってただの無地ものはつまらないし。

そんなときに目に入ったのが「C」マークがなんかかっこいいパーカだった。<おかんチョイス>の安っぽくてペラッペラのパーカとは違って、ふかふかの肉厚で、色もいい感じのグレーで、何よりCマークがプリントじゃなくてワッペンなのがめっちゃかっこいいじゃん! あとなんかアメリカっぽい! スペル読めないけど!!

 

 

これはもしかして超イケてる服を見つけたんじゃないか。自分史上最高に盛り上がった気持ちで、休日に友人たちに見せつけるべくパーカを着て出かけた。

 

 

…5人中3人がCのマークつけてたよね。

…みんなそんな年頃だよね。

 

 

とまあ「Champion」との出会いはそんな甘酸っぱい思い出だったわけだ。

でもそれで着たくなくなる、なんてことは一切なくて、友人たちとお揃いみたいな気恥ずかしさは残しつつも中学生なりの「おしゃれ」の主役アイテムとして大活躍したしね。

そのあと自分の「おしゃれ知識」もそれなりに増え、モードだったりミリタリーだったり目移りは楽しみつつもなんだかんだ1年に1枚は新しいパーカやスウェットを着々と増やして着た。なんと言っても中学時代からの付き合いだからね。一番自分にしっくりくるし。

 

最近はコラボアイテムにも目がない。Championのアメリカンカジュアルな遺伝子は残しつつもいい感じにアップデートされたそれは、いつも制服でしか会ったことのないクラスメイトの私服みたいで新鮮なんだよね。もしくはいつもパンツスタイルのこがスカート履いて着たみたいな!! おんなじ子なのになんでドキッとするんだろう、的な。

とりあえずこれまでもこれからも、Cマークは永遠のシグニチャーだ。

中年になっても老年になっても、いつまでも着続けて行きたい。

 

 

 

WORK NOT WORK × Champion コラボレーションアイテムはこちら

Profile

  • 松尾 彩Columnist

    フリーランスのエディターとしてファッションからアウトドアまで幅広い雑誌・ムック・カタログなどで活動。現在はコラムニストとして主に旅紀行を執筆。また猫についてゆるく語る「ネコテキ」を小学館「しごとなでしこ」にて連載中。夫婦料理ユニット「サイトウのゴハン」レシピ担当。