2019.09
特集 いつかの暮らし彼方の暮らし 奄美大島

うがみしょーらん奄美大島ぐるり旅

鹿児島の最南端、奄美大島。格安航空会社の運航によりグッと身近になった自然豊かな島で、その恵みのひとかけらをおすそ分けしてもらいにゆきました。ステキな風景、美味しいご飯、いろんなものに“うがみしょーらん(奄美の言葉でこんにちは)”

9.4, 2019

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黒砂糖をひとかけら、ぽいと口に入れて。

そういえば最近、“奄美大島”がなんだかすごい身近にあることに気がつきました。

 

まず、我が家の台所には白砂糖はなく、奄美大島や奄美群島産の“きび砂糖”と“黒砂糖”があります。黒砂糖は粉状のと、塊状のと両方。

個人的に白砂糖の洗練された甘みが苦手というのもあるけれど、きび砂糖の方が料理にまったりとした甘みを与えてくれるし、黒砂糖は煮物やシチューやカレーなどの隠し味として最後に小さなひとかけらをぽいっと放り込むだけでコクが出ます。

 

以前沖縄の野外フェスで飲んだ“黒糖モヒート”の美味しさにも目覚めました。

これは細かく砕いた黒糖をシロップ代わりにしたモヒート。ミントの爽やかな香りと黒糖のねっとりとした甘みがとても美味しくて、野外フェスのあの開放的な空気感にもよく似合う1杯。時々、自宅でも黒砂糖を使って再現しています。

 

それから忘れちゃいけない、黒砂糖はおやつとしても優秀なのです。

特にこの酷暑の時期には意識して黒砂糖を取るようにしています。
黒砂糖は含蜜糖という加工しない甘味なのでミネラルやビタミンも豊富ですからね。疲れたときも小さなかけらをぽいっと口に入れればたちまち元気になります。強烈な太陽と、豊かな土壌を凝縮したような甘みを取り込んで、体の中から夏に立ち向かうイメージ。

 

スーパーでも割と普通に売っている黒砂糖のパッケージを見れば、原産地は沖縄か、奄美大島(奄美群島)と書いてありますよね。そういえば材料となるサトウキビは暖かい場所、つまりは沖縄か奄美大島で栽培されてるもんなー。

 

黒砂糖だけじゃありません。夜には黒糖焼酎(奄美大島の焼酎)を飲みながら大好きな元ちとせちゃん(奄美大島出身)の歌をふんふんと口ずさむ。
ちなみに初めて自分で買った着物も大島紬、つまりは奄美大島伝統産業の着物でした。
さらに言えば夫の家系は沖永良部だし(奄美群島)。

 

プライベートばかりではなく、URBAN TUBE母体のアーバンリサーチのブランド“ワーク ノット ワーク”では奄美大島の伝統的な泥染の商品をリリース。
なんだか生活の中に“奄美大島”と出会うことが多いなあ。そんなことをふんわり感じます。

 

それともう一つ、奄美大島がとても気になった出来事があります。6月号で特集した「長崎」で柄にもなく歴史の勉強をしたことで、黒糖の甘味にもっと深いコクが加わりました

 

ちょっとだけ歴史のお話。

 

日本が近代化する上で深く関わった長崎ですが、同じ時代に近代化に大きく関わったのが新政府を作り上げた西郷隆盛でおなじみの薩摩藩(今の鹿児島県)です。

 

長崎取材の時に訪れたグラバー園で近代化に関する資料などが展示してあったのですが、そこに「近代化(の資金作り)のため、奄美大島での砂糖増産に力を入れる」というような文言がありました。

 

その時は長崎に関わる歴史のための訪問だったので、「ふーん」と通り過ぎたけれど、なぜかその一文が頭の隅っこに残っていて、時間があるときに調べてみたんです。
そしてその一言がとても重い意味を持つことを知りました。

 

かつて奄美大島は独自の自治をしていましたが、琉球(沖縄)、薩摩(鹿児島県)、そして戦後はアメリカに統治されたこともある島です。

 

もともと砂糖は奈良時代には少量伝わっていたそうですが、本格的に“白砂糖”の輸入が始まったのはポルトガルとの貿易がスタートしてから。長崎を経由してその美味しさが日本中に広まると砂糖の需要は増え、価値が上がりました。

 

そりゃ砂糖のあの美味しさを知ったら、もうなかった時代には戻れないですもんね。

 

黒砂糖の方は、中国から伝わった製法で、1600年代には琉球(沖縄)、続いて奄美大島で作られていたそうです。(日本で黒砂糖を白砂糖にする技術が確立されたのは割と近世になってから)。

 

奄美大島では薩摩藩時代から「黒砂糖」を年貢として納めることになりました。幕末にかけてその取り立ては厳しさを増します。

 

丹精込めて作った黒砂糖は、ひどい時にはほとんど島民の口に入ることなく年貢として取り上げられました。もともと水田だった畑もサトウキビ畑に変えられ、食べるもののなくなった島民は毒のあるソテツを毒抜きして食べるほど困窮したとか。

 

砂糖は貴重品。もちろん高く売れ、薩摩藩は莫大なお金を手にします。
そして世は明治維新。そう、そのお金は倒幕のための資金にもなったのです。

 

甘くて美味しい黒砂糖には、そんなほろ苦い歴史もありました。

 

わたしは今、“クーラーの効いた部屋でのんびり黒糖焼酎を飲んだり、黒砂糖をつまんだり”という生活を楽しんでいますが、そんな幸せは近代化のおかげです。そしてその近代化は奄美大島の島民たちのサトウキビ栽培があったおかげ(ここでおかげ、という言葉が適切かどうかはわかりませんが)。

 

とりあえず長崎で見た歴史の流れにも縁のあった奄美大島に行きたくなって、(あわよくば美味しい焼酎を買い込もうと)URBAN TUBEメンバーと旅してきました。

夏本番の奄美大島へ!

さて、ここ最近奄美大島は観光地としても注目を集めています。
かつては海外旅行に行く方が安い(私も九州の別の島出身ですが、往復10万円以上かかる時代もありました)なんて言われることもありましたが、現在は格安航空会社が運航を始め、グッと行きやすくなっています。

 

取材した日はちょうど奄美大島で「梅雨明け宣言」がなされた頃。
東京はまだ雨がしとしと降っていましたが、奄美大島に着いた途端にピカピカ太陽のお出迎え。

 

南国らしいしっとりとした暑さに包まれます。
というか、暑い…。東京で出会う太陽より強烈…。

奄美大島は「奄美群島」と呼ばれるいくつかの島群の中で一番大きい島です。
ちょうど東京23区がすっぽり入ってしまうほどの大きさ。

 

頑張ればレンタカーで1日でぐるっと1周はできるけれど、それだと寄り道も食べ歩きもできなくなっちゃうので、断然2泊3日以上の旅がおすすめです。

 

なぜか奄美大島はまあるい形をしているイメージがあったのだけど、実際はツリーのような細長い三角形の形をしていました。そんな形をしているせいか、奄美大島は南北で特徴が異なります。

 

初めて行ってみて、大雑把ですが島の印象は大きく3つありました。

 

空港のある北部は、綺麗な海が楽しめるいわゆる「リゾートエリア」。
そこから車で1〜2時間ほど行った中部は「繁華街エリア」。島で一番賑やかな市街地なので、地元のお酒が飲める飲み屋さんやお店などを楽しみたいならここ。
さらに2時間ほど車を走らせると山々やアウトドアが楽しめる南部の「大自然エリア」になります。
ちなみに海自体はどのエリアにも素晴らしいところがあるので、海水浴、サーフィン、風景撮影など遊びたいことに合わせていろいろな楽しみ方もできますよ。

 

それとホテルを中部エリアに取れば海と山両方に行きやすくなるのでおすすめ。
交通は島内に電車はなく、島バスはありますが終了時間も早かったりしますので、レンタカーを借りるのがベストです。

 

街を散歩すると、至る所でシマ唄が流れていました。

シマ唄。「島唄」とするとTHE BOOMの曲、つまりは沖縄をイメージする人も多いですが、本来シマウタは奄美大島の各シマ(集落)で唄われていたもの。(WIKIでは沖縄の「島唄」と区別するために「シマ唄」と表記することが多い、とありました)
よく聞けば沖縄の島唄とは違う独特な歌い方やリズム。
沖縄とも少し違う、奄美大島の美しい風景にその唄は素敵に溶け込んでいました。

奄美大島をぐるっと冒険

さて、今回私たちも2泊3日で取材旅行に行きました。
かなり駆け足でしたがいくつか素敵な風景に出会えたので簡単ではありますがご紹介します。実際の旅行での参考になれば幸いです。

DAY1

奄美大島へは、直行便、鹿児島空港乗り換え、そして船便があります。
今回は取材の時間の関係で鹿児島空港乗り換えで行きました。

 

そういえば大学生時代に、奄美群島の与論島まで東京から船で行ったこともあります。船中泊もなかなか楽しかったので、学生さんなど時間もあってできるだけ安い旅をしたいという人はおすすめ(乗り物酔いしやすい人はちょっと辛いかもだけど)。

 

奄美空港があるのは北部の奄美市笠利地区。
この辺りは“南国”のイメージそのままの美しい海を楽しめる浜も多いので、レンタカーを借りたらまずはこの辺りをドライブするのもおすすめ。

 

お昼には奄美大島名物の「鶏飯」を食べました。

これはご飯の上に鶏肉や錦糸卵などの具材をのせて、上から鳥スープを注ぐというもの。
黄金色に輝くスープにうっとり。お店によってこのスープの味が違うそうなので次回は何軒か巡って食べ比べもしてみたいなあ。

家に帰ってからこのお塩でおにぎりを作りました。深みのある塩味!(編集部撮影)

少し南に車を走らせたところにある打田原(うったばる)では天然塩が取れるそう。地元の人も愛用しているとても美味しいお塩なのでお土産にもオススメです。もちろん見つけてすぐにゲットしました。

そこから大河ドラマ「西郷どん」で一躍有名になった龍郷町を過ぎ、そのまま1時間ほど車を走らせると、賑やかな街に出ました。

ここは奄美市名瀬。奄美市役所もあり、島で一番の繁華街です。

街からすぐ行ける「おがみ山公園」というところがありました(詳しくは第2特集2話でご紹介)。街のすぐそばなのにわさわさと南国風の木が茂り、頂上から見た街の風景も素敵でしたよ。

名瀬には美味しいご飯屋さん、洋服屋さん、ホテル、カフェなど様々なお店が集まっていて、家も一軒家ではなくマンションやアパートが目立っています。ここでスーパーを見つけたら是非寄ってみてください。

島ザラメは料理にはもちろん、ザラメの食感を味わうためにパンにバターを塗ってパラリと振りかけて食べみましたが、それも美味しかったです。(編集部撮影)

きび砂糖や黒砂糖のほか、“島ザラメ”や“島味噌”などの奄美大島ならではの調味料が売っていましたよ。奄美大島の料理が気に入ったわたしやスタッフはもちろん購入。帰宅後も“奄美大島の味”が楽しめますからね。

夜は繁華街の居酒屋さんに行きました。

 

とれたてのお刺身の美味しいこと美味しいこと。特にシビと呼ばれるキハダマグロの幼魚のお刺身は甘くって柔らかくってとろけること間違いなし。それと地ダコ。タコってこんなに深みのある旨味があるんだ、とびっくり。どのお刺身も獲れたてなので弾力や甘み、旨味が段違いです。

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    01.左上がにがうり味噌。この後もう一回おかわりオーダーするほど美味しかった。(編集部撮影)

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    02.都内では流通の都合上冷凍したものが多いですが、ここでは獲れたてピチピチのお刺身がいただけます。(編集部撮影)

01.左上がにがうり味噌。この後もう一回おかわりオーダーするほど美味しかった。(編集部撮影) 02.都内では流通の都合上冷凍したものが多いですが、ここでは獲れたてピチピチのお刺身がいただけます。(編集部撮影)

九州ではお刺身醤油は甘めのものが多いですが、奄美大島の醤油は甘いけれどさっぱりしていてお刺身によくあっていました。

 

ここで食べたニガウリ味噌も美味しかったです。これは島味噌と島ザラメとニガウリ(ゴーヤ)、そして鰹節をたっぷり使って炒めた料理でした(肉バージョンもあり)。甘めの味付けだけどコクがあって、思わずお代わりしてしまったほど。これは後日自宅でも何度か作ってみました。島ザラメはネットでも購入できるので、気になる方はぜひ、チャレンジしてみてください。

 

それと都内では見たことのない黒糖焼酎もたくさんあって、思わずお酒がすすみすぎてしまいました。

DAY2

前日あんなに飲んだけれど、この日は興味津々だった「黒糖焼酎の酒蔵見学」へ!

わたしたちは「龍宮」という焼酎を作っている富田酒造さんにお伺いしました。

 

奄美大島にはいくつか酒蔵があり、見学コースを設けているところもあるのでぜひ参加してみてください。
詳しくは次回お伝えしますが、「黒糖焼酎」は奄美群島だけで作られていると聞いてびっくり。
ここのところ人気の黒糖焼酎ですが、その作り方や歴史を聞いてもっと大好きになりましたよ。

 

そのあとは、今回取材した人にオススメされた大浜海浜公園に行ってみました。(第2特集2話目で改めてご紹介します)。

まさに“限りなく透明なブルー”!
光の加減によっては水が見えないほどの透明度に感激します。取材したのは7月末ということでまだ観光客もさほどおらずこの素晴らしい風景をほぼ独り占め。ちなみに取材した日は東京はまだ梅雨中だったので、インスタやフェイスブック経由で海の写真をアップするとすかさず“羨ましい”のコメントが。ふっふっふ。

名物のつきあげ。この日食べたものはツヤツヤのふかふかでもちもちで、ふんわり甘くて。また食べたーい!(編集部撮影)

この日の夜も居酒屋さんに行ったのですが、奄美大島名物の「つきあげ(さつま揚げ)」がすごく美味しい!
奄美大島の料理は全体的に少し甘めなのですが、ベタベタしている甘さではなくてすっと体に馴染むような甘さが特徴的。なのでお酒にもよく合う!

黒糖焼酎は香りこそ甘いですが、味自体はすっきりキレのいい味の物が多かったです。だから甘めの料理との相性も抜群。

 

ご飯を食べたお店の方に色々焼酎のお話を聞いたりと、まさに「黒糖焼酎づくし」な1日でした。そして今日も飲みすぎました。
(もちろん合間に色々と取材してますよ!!)

DAY3

最終日は頑張って早起きして、まずは南部にある瀬戸内町の、ホノホシ海岸へいって来ました(第2特集4話目でご紹介)。

直径5センチ前後のまあるい石が浜辺にぎっしり! それが波が来るたびにがらごろと音を立て転がります。なんとも不思議な光景。ここはパワースポットとしても有名だそうですが、なるほどなんだかとても神聖な雰囲気を感じました。

 

また奄美大島にはたくさんのシマ(集落)があるのですが集落ごとに雰囲気が少し違っていて、特にこの瀬戸内町は平屋の家と、南国らしい植物の組み合わせが特徴的で、とてものんびりとした風景が素敵。

カヌーは一人乗りと二人乗りがありました。すごく安定感があるので初心者でも簡単!

そこから少し北に戻った奄美市住用という地区ではマングローブツアーに参加してきました。

奄美大島ではカヌーやカヤック、そのほかアウトドアツアーを行うところがたくさんあるので、時間を見つけたら参加してみてください。

植物など沖縄と近い部分もありますが、奄美大島独自の動植物もいます。
例えばオオトラツグミやオットンガエル、アマミノクロウサギ、ルリカケスなどの奄美大島でしか生息していないものや天然記念物の貴重な動植物がいっぱい。

奄美大島のマングローブは日本で2番目に大きいものだそうです。
そういえば「マングローブの木」という名前の木がないってことを教えてもらいました。
汽水地帯、つまり海水と淡水が混じり合う場所に生息する植物をひっくるめて「マングローブ」と呼ぶそう。奄美大島のマングローブは尖った葉っぱの「オヒルギ」と葉っぱが小さめの「メヒルギ」という種類が多いそうです。

 

キュウリやナスに塩をかければシワシワしょぼしょぼとお漬物になっちゃうように、通常、植物は塩分に弱いのですが、この汽水域に育つマングローブは様々な工夫をしながら水分や栄養素を体に取り入れています。

 

いちばんの特徴は根っこ!
蛸の足のように何本もうねうねと伸びています。

不安定な泥の中で踏ん張ったり、海水から塩分を漉したり、すごく知恵の詰まった木なのです。

 

ツアーガイドさんが根っこの近くまでいって良いよと言われたのですいーっと近づいてみると、根っこは小さな生き物たちの遊び場のようになっていました。

 

水中では魚たちが根っこの木陰で休憩し、小さなカニやヤドカリは根っこを伝ってあっちこっちに移動したり。一緒にツアーに参加していた親子も、この小さな運動会を楽しげに眺めていました。

 

マングローブの葉っぱが落ち、それをバクテリアが分解し、それらをエビやカニが食べ、そのエビなどを魚が食べ、その魚を狙って鳥がやってくる。
この不思議な森は、そうやってぐるりと循環して生きていました。

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    01.マングローブからの木漏れ日(編集部撮影)

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    02.「いつもはもっと透き通っているよ」とガイドさん。それでも中を泳ぐ魚が見れるほどでした。(編集部撮影)

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    03.カメラを持ちながらカヌーを漕ぐカメラマン氏の勇姿。(編集部撮影)

01.マングローブからの木漏れ日(編集部撮影) 02.「いつもはもっと透き通っているよ」とガイドさん。それでも中を泳ぐ魚が見れるほどでした。(編集部撮影) 03.カメラを持ちながらカヌーを漕ぐカメラマン氏の勇姿。(編集部撮影)

合間合間に取材を入れていたにも関わらず、2泊3日でも十分楽しめましたが、海水浴もサーフィンもできちゃう島なので、次回は是非もう1泊足して改めてぐるりとしてみたいなあ。

 

おっと忘れてた。奄美大島はハブがたくさんいることも有名。

確かに噛まれるととても危険なハブですが、逆にこのハブがたくさんいることで島の乱開発が行われなかったとも言われています。ある意味守り神。

スーパーにはハブを生け捕りにする箱や棒も売っていました。が、ものすごく危険なので観光客が遊び半分で捕まえるのはやめましょう。

特に日が落ちてからの藪のなかや森の中はハブのお散歩時間。
“ハブに注意”の看板を見つけたら注意して歩くことを心がけましよう。

そうそう、タクシーに乗ったとき、ドライバーの地元出身だというおじちゃんがこんなことを言ってました。
「奄美大島は初めて? ここには海と山しかないよー。何にもないよお(笑)」

 

でもその海と山がとてもとても綺麗ですね、というと
「そうね、海は沖縄より綺麗かもね! 工業地帯もないし」ととても嬉しそう。
ちなみに来月からの伊勢海老漁解禁シーズンは漁師も兼業するとか。

 

「何にもないよ」という言葉が「でも何ものにも代えがたいものがあるよ」
そんな風な優しい自慢に聞こえて、思わずニンマリとしてしまいました。

 

次回はそんな奄美大島の“たからもの”をご紹介します!

Profile

  • 大辻 隆広Photographer

    福井県出身。
    go relax E more
    石黒幸誠氏を師事後、2007年独立。
    現在は、雑誌や広告だけでなく、写真展やプロダクトの製作など、ブランドや企業とのコラボレーションも度々発信している。

  • 松尾 彩Columnist

    フリーランスのエディターとしてファッションからアウトドアまで幅広い雑誌・ムック・カタログなどで活動。現在はコラムニストとして主に旅紀行を執筆。小学館kufuraにて旅エッセイ「ドアを開けたら、旅が始まる」連載中